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~煙に馳せた祈り~
今日は Pai・uteの民達へ 無事に 不毛の大地に着いた事を報告する日だった …
私と 尊長とで決めた場所へは 不毛の大地から 朝の陽が 頭の真上にくる迄の 丁度 真ん中の頃に 辿り着く 見晴らしの良い崖の上だ…上手く行けば良いのだが…
QALETAQA は煙を上げた …
立ち昇る 白い煙 に想いを馳せた …
「届け 善き知らせよ! 親愛なる Pai・uteの民達へ !」
白い煙は風に乗り流れた …
暫し 眼を凝らし Pai・ute の方角を視つめた …
!!!
モクモクと白い煙が 昇るのが視えた …
まるで Pai・ute の 民達が手を振っているかのように想え 私は思わず大きく腕を上げ手を振った …
そうだ ! 私は首から 幸福の鷹の羽を外し手に持つと 再び 大きく手を振った …
Pai・ute の民達が 何時までも幸福であるようにと … そして その幸福が輪となり 大地を 空を 風に乗り拡がり 此の世を満たしますようにと願いを込めて …
皆も 眼を潤ませ Pai・uteに向け 大きく手を振った …
「幸 ですか ? 」「幸せですよ !」
そんな 声が 彼方此方から聴こえて きそうな 幸福の日 だった …




