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~ 白い光 ~
眩し過ぎる 朝陽に照され … 閉じていたいと想う眼を …私は何とか開いた …
白い光は チクチクと 私の眼に刺さり込んだ
ウ ィ ~ ン ウ ィ ~ン ウ ィ ~ ン !
聞 き 慣 れ ぬ 此の音 私 の 脳 を グラグラ と 揺らした …
眼が 少しだけ慣れると 上空から 白い光の線が降り 光の線に乗り 揺れる影が 浮かび上がった …
神か … 神なのか ? 私は 眼を凝らした…
白い光で ハッキリと 視る事が出来ない…
スーっと 白い光が引き あの 耳障りな音も止まり … 辺りは まだ 夜である事を 知った …
「KiVa … 」柔らかく 優しげな 女の声が響いた …
私は KiVa を視た KiVa は 涙を落として 泣いていた … 私は 彼の肩に そっと 手を乗せた …
大丈夫 ! 必ず守る !そう 心の中で 叫んだ …




