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~ 大熊 ~

QALETAQA の手当てを終え …


「足は大丈夫だ!歩けるぞ!」 と言うQALETAQA を聢なめ 私達は ティピーを張りQALETAQAを休ませた …


KiVa は 起き上がろうとする QALETAQAに「ダメだ! QALETAQA !休むんだ!」と何時になく真剣な表情で 怒鳴っていた …


どうした事か … KiVa の何時にない頑なな態度に 流石の QALETAQA も 躰を横たえた …


KiVa は ずっと QALETAQA の 側を離れようとはしなかった …


私は 大熊の声が耳から離れず 風にあたりに ティピーを出た …


風が 私の髪を撫で 耳もとで囁いた …


ALO … あの 大熊の話しを 聴かせてあげるよ … 此処から Pai・ute 迄の道のりを2往復する道のりと 同じ程 離れた大地に… あの大熊と子熊は暮らしてたのさ … だけど … 人間が 子熊を捕まえて 連れ去った…

大熊は 匂いを頼りに 子熊を探したんだ…

ある集落に辿り着き 大熊は 皮を剥がれ火に焼かれる 子熊を見つけたのさ … 大熊は暴れた 人間を襲い 喰い殺し 皆殺しにしたのさ … けど … 死んだ子熊は還らない … 大熊は 出合う人間 全てを襲った … 憎しみが消えないんだ … 怒りが消えないんだ… 恨みを消せなかったんだ … ALO … 怒りや恨みと言うのは 人間だけの感情じゃない … …


「風よ … 責めているのか ?」


ALO 違う … 大熊は 救われたと 言ってるんだ … もう 人間を恨まなくていいから…もう 人間を傷つけなくていいから … ありがとう … ALO …


「風よ … … 」


風よ 貴方は 不憫な大熊を見守っていたのか … そして 私達に引き合わせた … そうなのであろう … 風よ …


私は 土を盛り 大熊と子熊の墓を作った… せめてもの償いに トウモロコシの実を供えて … 大熊 と 子熊 が 再び 出逢える 事を祈った …










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