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~ 荒野を行く ~
再び 荒野を歩き出した 私達の心は… 第二の故郷を出た頃と 少し変わっていた …
この 拡がる荒野を 誰一人 知る者も無く進むのと … 頼れる誰かがいるのとでは …やはり 心の持ちようが違う …
決して 甘える と 言う事ではなく … そうだ こう言うべきか …
誰かに 骨を拾って貰えると … そう想うと… 感謝で 心が充たされる … と …それだけ心に頼れる者を持てると言う事は 有り難い事なのだと …
私達 は 幾日も 幾日も 歩いた …
日の出と共に 歩き出し 夕陽と共に ティピー を張り 躰を休めて …
遠くに 目指す 赤岩の山が 見えた時 …
私達の 心は安堵に包まれた …
赤岩の山が 聳え立つ 不毛の大地まで あと少し …
カチーナよ ! 約束を果たしに 皆で 訪れました …
私は 心の中で そう呟いた …




