~ 旅立ち ~
旅立ちの朝 …
目覚めると 何やら騒がしく 人々がザワつき話す声が聴こえてきた …
声のする方へ向かうと …
KiVa が 何やら 丸く 腰程の高さのある 道具を Pai・ute の 尊長 始め 民達に説いて いた …
「此をね 太陽に合わせて クルクルって回すんだ !そしたら … ほらっ! トウモロコシの種の絵になるだろ 此の時期に種をまくんだ!ねっ !簡単でしょ ! 」
なるほど … 素晴らしいな KiVa … 此は 時を知らせる道具か … 種の絵 … 水の絵 この時は水を沢山与えるのだな … それから… トウモロコシの穂か? … この時は 土の肥やしが大切になる … そして … 実り …
「凄いぞ ! KiVa !! 」私は 思わず 声を上げた …
「あっ !ALO ! おはよう !」KiVa は 少し照れたように言った …
尊長は KiVa の 道具の使い方と仕組みを逸早く理解し 民達に解りやすく説いていた …
Pai ・ute の 尊長は 賢く心優しき方だ …Pai・ute の 民達は幸せであろう …
私は 微笑ましく眺めていた …
それから KiVa は もう1つ 私達に 進む道を知らせた あの 丸木飾りを もう一つ作り 尊長に 手渡していた … 木の板と共に…
尊長 は 興奮した様子で 木の板を眺め
「ALO ! 此で 確かな 大地の場所が解るぞ ! 直ぐに 行き来 出来るぞ !!
と 言い 私に 木の板を向けた …
私は 近づき 良く良く 木の板を視つめた…
凄いぞ … 目印や 大地の様が 描かれており 細かい注意点も書かれている …
尊長 は 私の手を強く握り 「必ず 又 会おう!」と 声を詰まらせた …
すると QALETAQA が 「此で 離れてても互いを確め合える ! ワッハッハッ!」と乾いた二種類の葉を別々にビッチリと詰めた筒を二つ目の前に差し出した …
「火を付けると 此が 黒煙 ! こっちは 白煙 ! 此で通じ合える !作り方は ワシを慕う 若者達に教えたぞ 尊長!ワッハッハッ !」
私と 尊長は 互いに手を握り合い 喜んだ そして こう決めた …
無事 ・ 心配ない ・元気 等 … 善いを知らせるは白煙 … 逆は 黒煙 … 黒煙を 三回続けて昇らせたなら 危機 …
私達 は KiVa の 大地の絵と照らし合わせて 煙を 確められると思われる 場所 と 昇らせる 時 とを決めた …
先ずは 無事に 不毛の大地 に付いたら白煙を上げる事にした …
尊長 達 に 見えたら白 見えねば黒 …
今日から 40日後に 煙を昇らせると 最初の 時も決めた …
私達は こうして Pai・uteを後にした …




