~ 空に現れた 影 ~
風と共に立ち上がる 砂の渦 …
それに 巨人達よりも 大きな影 …
ギィエエェ ー! ギィエエェー!
凄まじい 雄叫びのような鳴き声 !
Pai・ute の民達が 震えた声で叫んだ
「あっあれは! 神鳥 ククルガン! ヒィィ~!」
Pai ・ute の 民達は ヘナヘナと大地に座り 震えながら手を合わせていた …
ククルガン ?
私は 空を見上げた …
大きな鳥は 真っ赤な舌をブラリと垂らし今 正に 鋭い爪を前に出し 巨人達に襲いかからんばかりだった …
巨人達 は 叫んだ
「神鳥 ククルガン !何故だー!! 神とし 崇めた 我々を !!」
ギィエエェー! ギィエエェー! ギィエエェー!
風が … 風が 流れ … 私の耳に声が 聴こえた…
「オ前達ノ 時 ハ 終ワッタノダ … 滅ビヨ… 時 ノ 砂 ト 共 ニ … … 」
大鳥は 巨人達の 肉を引き千切った… 血の飛沫が舞い 血飛沫を浴びた私は 巨人の手から放たれ 空中に放り出された …
巨人達は 大鳥に追われながら 来た道を戻って行った …
ドッスン !ドス ! ドス !ドスン !!
慌てて 皆が 私に駆け寄り 空中から落ちる 私を受け止めてくれた …
皆が心配し声を掛けたが 私は 呆然としていた … 耳に響くのは 大鳥の声 …
滅 ビ ヨ … 時 ノ 砂 ト 共 ニ …
私は 空を見上げた …
大空 は 青く澄み渡るだけだった …
何処までも … 何処までも …




