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~ 祈り ~

時が過ぎ …

ホワイト・レディに告げらた日迄 残り3日 …


私達は ホワイト・レディ … ホワイト・ウルフ… そして 第二の故郷に 家族 皆で 祈りを捧げながら 歩いて廻った …


始めて足を踏み入れた 砂浜 …

女達は よく 貝を拾いながら 打ち寄せる波と踊っていた …


それから 神秘の森 …

私達は この森の恩恵を生涯忘れる事は 無いだろう … 繁る緑と 木漏れ日と 花の大地 と 清らかな水を落とす滝と 不思議な洞窟と … 楽園とは … きっと こういう場所なのであると 心から そう想う …


そして 聳え立つ 赤岩の山 …

この大地の 意匠 … 日々を見守り 故郷 を 想い起こさせてくれた …向かう 不毛の大地にも そっくりな赤岩の山が聳え立つ … 私達は そこで 第二の故郷を 想い起こす事だろう …


最後に 集落 と 神秘の森との間にある 四つ足の兄弟達が 与えてくれた畑 …

この畑の お陰で 私達は飢える事なく 豊富な食料を手にする事が出来た …

神秘の森から 流れる水が 畑の淵を通り穏やかに流れる … 私達は 水運びの手間なく何時でも直ぐに水を撒く事が出来た …



皆 目に涙を溜めていた …

この大地を離れたくはない … それが正直な気持ちだと想う … 私でさえも そう感じるのだから … 皆 言葉にこそ出さぬが … 全てが恵まれていたのだから …





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