~ 夢 ~
KiVa は 何事も無かったように …
ニコニコと笑顔で 歩き出した …
テイピーに着くと 「 お休みなさぁ~い!」と サッサと眠ってしまった …
「あぁ … お休み … 」
何となく 置いて行かれたような 気持ちを背負い私も 躰を横にした …
青い星 … シリウス か …
私は 先程 見上げた 美しく光る 青い星を思い浮かべ 眠りについた …
夢の中で 私は … 覚えのある 闇に浮かんでいた … 闇は 心地良く 私を包んだ …
誰かの 声が 聴こえてきた …
「何故だ … 何故 こんな事に … 」
私は 声の主に意識を向けた …
「此処には 豊かな森があった筈 … あっ!あの 可愛らしい生き物は 何処に消えたのだ ?姿がないぞ … 絶滅 … 何故だ何故殺した … あの川の流れを何故変える … 何故だ 何故 人間達は 自然を破壊するんだ…それが 自らの首を締める事に繋がる!何故 気づかない … 知能はある筈だ … 何故 気づかないフリをするのだ ?」
これは … 何なんだ … 誰かの 人間に対する 嘆きの声なのか …
私は 更に 意識を向けた …
なっ… 何だこれは ! 灰の色… 伸ばした棒のような 真っ直ぐな道 … 土は見当たらない…
同じように 灰の色 … 今度は空に伸びる …人間が見えるぞ ! テイピー ? テイピーなのか ?
何なんだ この 灰色の世界は …
森らしきもの も … 川らしきもの も あるが … 全て オカシイ … 自然ではないぞ !
何なんだ この 恐ろしい 灰色の世界は …
私は 余りの恐ろしさに 息苦しさを感じていた…
「ALO … 久しいな … 」
この声は ホワイト・ウルフ !私は 声の主に意識を向けた …
すがるように ホワイト・ウルフに聞いた
「ホワイト・ウルフ … この灰色の世界は何なんだ … それに とても 息苦しい …」
ホワイト・ウルフ は アハハハハ !と笑い …
「灰色の世界か … 面白いぞ ALO … これは 先の世だ … ALO の 言う通り 正に 灰色の世界 だ !ALO … これは 全て 人間がしでかした事だ …私は ALOを責めてるのでは無いぞ ! 迷い込んだ 魂を迎えに来ただけだ … さぁ 帰るぞ ALO ! こんな 世界ヘドが出る !!」
ホワイト・ウルフ の 放つ蒼白い光が 私を包んだ …
気がつくと … 夜明けが 訪れていた …




