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~ 家族と共に ~
翌日から 陽が昇ると KiVa は私達と共に畑に出た …
何が KiVaを変えたのか …
KiVa は 黙々と畑仕事を行っていた …
女達が 黄色い声で 「お話聴かせて~」と言っても 「あぁ … 夕食の時な … 」等と素っ気なく応えるだけだった …
鷹の羽を胸元に飾り 懸命に働く KiVa のその姿を QALETAQA は 嬉しそうに 見つめていた …
幾日か過ぎて QALETAQA が 「アイツはワシの若い頃にソックリなんじゃ !ハッハッハ !」
と 家族達に自慢気に話しているのだと 家族達が聴かせてくれた …
何とも 嬉しい事だ … だが … 私達には 使命がある … そろそろ KiVa に伝えなければ … 私は 今夜 話すと決めた …
夕食を 家族皆で共にし KiVa の 私達の知らなぬ 大地の話を聴かせて貰う …
家族達は皆 「本当なのか ?」「見てみたいものだ … 」 等々 女達が夢中になるのが解ると 言った …
私は KiVa の話を終える頃合いを見て …私達は 不毛の地へ旅立たなければならないのだと 言った …
KiVa は 言った …
「うん … 知ってるよ … 赤い岩山 の 不毛の大地 見て来たから … 俺 も 行くよ … 」
と 呟いた … 何故か 哀しそうに …




