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~ KiVa ~
QALETAQA は 食べながら彼に聞いた …
「ところで お前さん 名前は ?」
QALETAQA は 自分を指差し
「QALETAQA 」
私を 指差し
「A L O 」
そして彼に手のひらを上に向け聞いた
彼は 応えた
「K i V a 」… キバ
「そうか ~ KiVaかぁ ~ で KiVa 何処から来たんだ ?」
QALETAQA は 今度は辺りを見回し走る真似をし大地を指差した …
KiVaは少し 困った顔をして … 浜辺の方を指差した …
QALETAQAは笑顔で …
「そうかそうか ! 海の向こうからかぁ~ハッハッハ !」
と 笑った …
凄いものだ … QALETAQA …
私は目頭が熱くなった …
何故なら …
QALETAQAは終始笑顔で KiVaの大きな瞳は どんどん輝いて … 互いに 心が近づいているのだと … そう 想えたからだ …




