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~ 家族で食事を ~

傷を負った3人の傷口に煎じた薬草を塗り終わる頃 …


トウモロコシの焼ける 香ばしい匂いが 私の鼻先を擽った …


妹達が「出来ましたー!」と 可愛らしい声を上げた …


男達も皆 集まった …


家族が集まり カチーナに感謝と祈りを捧げ…繋がる大地の果てで暮らす家族や兄弟達にも祈り … それから 私達の今日に感謝し祈りを捧げた …


家族で ゆっくり食事をするのは … 幾日振りの事か …


皆も 張りつめた心の糸を外し 安心した顔をして食事をしていた…


皆が 程好い腹具合になったのを見計らい


私は 森での出来事とホワイト・レディに告げられた言葉を皆に伝えた …


告げ終えると … 皆 押し黙り 悲しそうに俯いた …


私は皆の心を沈めてはいけないと…


「今は解らないが … 神からの使命 …私達が選ばれたのであれば 喜ばしい事ではないか ? 」


と 皆に問い掛けるように話した …


家族達は 皆 頷いてくれた …


陽は傾き … 星の瞬きが覗む頃 …


男達と話し 畑を作るのは 明日からにして 今夜は ゆっくりと休む事に決めた …

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