表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/247

~ 闇の中を ~

そうか …

死が宿ったのならば … 受け入れる事と教えられた … 新たな魂の旅立ちのために …


私は 今日起きた 素晴らしき出来事を想い起こしてみた …


先ずは …

カチーナの導きにより 新たな大地に辿り着く事が出来た … 家族の誰一人も欠ける事なく … カチーナ の存在を こんなにハッキリ確信出来る事も 一生の中で 幾つもあるまい … あぁ … 私の一生は何て幸せであった事か …今日は 死ぬのに相応しい 善い日だ …


バ ン ッ !! 何かが振り降ろされ 音が響いた …



「 お 前 … ゴチャゴチャ煩いぞ ! これじゃ眠れないだろ! お前 死にたいのか?」


私 の 脳裏に ホワイト・ウルフとの不思議な時が甦った …


私は 応えた …


「 い っ いやぁ… 死にたい訳ではなく …死が近付いているので 心を整えて … 」


私の 応えを遮り イライラしたような強い言葉が響いた


「サッサと 目開けて トウモロコシ喰え!腹が減り過ぎて倒れただけだ ! 」


余りの迫力に私は飛び起き 目を見開いた


家族達は 皆 心配そうに私を囲み 涙を浮かべながら 必至に私に声を掛けていた …


私は … 恥ずかしくなり 咳払いをして 何事も無かったように 家族達の前に4色のトウモロコシを並べた …



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物語
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ