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~ 神秘の森 ~

種は 赤 ・黄 ・白 ・黒 4色であった …


私は 其々の色の種を一粒ずつ植えた …


ホワイト・ウルフ は 私の横で ジィ~っと 畑を見つめていた …


ホワイト・ウルフ … 伝説 の 狼 …


昔 … 故郷の大地で 先人達が神と暮らしていた頃 … 必ず神の側で神に危険が及ばぬよう護っていたのだと言う …


神が 先人達の元を離れてからは …


時々 神の使者として故郷に姿を現し 先人達を見護っていたのだと言う …


これは 現実なのか … ? それとも … 夢なのか … ?


私が考え込んでいると ホワイト・ウルフが 私に向かい ウォン !! と 一声 吠えた …


ボヤッとするな ! 私の脳裏に 言葉が駆け抜けた …


私は 驚き ホワイト・ウルフ を 見つめた…


ホワイト・ ウルフ は 澄ました顔で私から視線を外し 再び畑を見つめた …


彼女が言うように ほんの数分足らずでトウモロコシ は 実った …


私は実った トウモロコシを 収穫した …


ホワイト・ウルフ は 私が 収穫した4色のトウモロコシを種の入った麻袋に入れるのを確めると 洞窟の入り口に立つ 彼女の元へと戻って行った …


4色のトウモロコシ 1本に16本の実がなり 全て合わせ64本収穫する事ができた …


私が 再び洞窟を見ると 滝はゴォゴォーと勢いよく流れ落ち …


ホワイト・ウルフ も 彼女も消えていた …


「ありがとう ホワイト・ウルフ … … 」


私は 彼女の名を聞くのを忘れた事に気付き … 暫 言葉を止めていると …


私の脳裏に …


「ホワイト・レディ だ !」


と 先程と同じように 言葉が再び駆け抜けた …


私は 滝に向かい …


「ありがとう ! ホワイト・ウルフ !感謝します ホワイト・レディ !」


と 感謝 の 言葉 を 述べた …


夢の中にいるような フワフワした不思議な 気持ちのまま 傷を負った者達のために 少し薬草を摘み来た道を戻った …




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