~光に包まれて~
「ALO … 此ハ未来ノ出来事デハアルガ…羽飾リノ者達ノ戦イヨリモ 古クカラ 起キテイタ事ダ … トテモ 根深ク… 辛イ出来事ダガ … 確リ 見届ケヨ… 」
不思議な声は 辛そうに 私に 告げた …
私は 頷き 瞼を閉じた…
「ホラッ !確リ働ケ! オ前達 ハ 働ク為ニ 此処ニ居サセテ貰エルンダ!ホラッ!働ケ ー !!」
バ シ ッ ! バ シ ッ !バ シ ッ !
耳障りな音と声に 私は ゆっくりと瞼を開いた…
黒い肌の立派な躰を持つ 男達は 皆 勇ましく 額に汗を流し働いていた …
おおぉ ! 何と逞しい! QALETAQAが共におれば必ず 手を取り 笑い合うに違いない!比べて… あの男は 何だ ? また 白肌の鼻高か … 蔦のような物を 振り回し随分と 偉そうな者だな …
重い石を黒い肌の男達は 一ヶ所に集めていた まだ 幼さの残る顔立ちの者もいた…
何かの拍子に 一人の男が 私の眼の前で 転んだ …
「何ヲシテルー! 立テ !」バ シ ッ !バシ ッ ! 白肌の鼻高が 転んだ男の背を 蔦のような物で打った …
何をする!! 私は 蔦のような物を取り上げようと駆け寄った …
「すっ … すいません … 」逞しい黒い肌の男は 詫びると 再び 石を担ぎ歩き始めた…
男の背中には 幾つもの打たれ傷の跡が クッキリと浮き立ち 残っていた …
何故 詫びる … 私には 解らず 暫く黒い肌の者達を 視つめていた …
さぞや 重いだろうに … 気を紛らわせる唄一つ 唄いもせず … 男達は 黙々と 石を運んでいた …
「良イカ! 黒人共 良ク聞ケ!怠ケル者ハ要ラヌ ! ソウイウ奴ハ 人柱ニナルベキダ !人柱トシテ 役ニ立テ ! ナリタクナケレバ 働ケ !死ヌ迄 働ケ !アッハッハ!」バ シ ッ! バ シ ッ!バ シ ッ!
クッ! 何と言う事を言うのだ 此の男は!本当に 人を柱にする気ではあるまいが…何とも 嫌な物言いをする!!
私の 胸の辺りが ムカムカとしだした…




