~ 不思議な声~
どうしたなら … 解り合えるのだ … 互いに 悲しみがある事は 違いない…
奪い 奪われ … 殺し 殺され…
此では 皆が 憎み合い哀しいだけでは 無いのか …何故 哀しみの輪を拡げる… 何故互いを 解り合おうとしない …
「 ソコニ 損 得 ガ 生マレテイルカラダ…ALO… オ前達モ 不毛ノ大地ニ住マウ迄…自然豊カナル大地ニ暮ラシテイタ … ソノ大地ハ オ前達ガ暮ラスニ十分ナ資源 … オ前達ノ言葉デハ 素材ガ揃ッテイタ …併シ…欲深キ者ハ モット多クノ素材ヲ求メル…必要ナ物ヲ 必要ナ分ダケデハ 満足セズ…他ノ生キ物ノ物デアロウト … 人間ノ物デアロウト 奪ウ … 思イ通リニ成ラネバ命ヲモ奪ウ… ALO … オ前ノ言ウ通リ… 哀シミノ輪ガ拡ガルバカリダ… 他ノ者ヨリモ多ク 資源ヤ物ヲ持ツ事ガ 何ヨリモ先ニ来ル… ソレガ 未来デノ 価値観 … 一番 大切ナ事ダト 強欲ナ人間達ガ決メタ事ダ… ALO モウ少シ未来ヘ行クゾ … 」
不思議な声は 私に そう告げた …
「待ってくれ! 羽飾りの男達 と 白く鼻高の男達との争いが まだ 終わっていない! 何とか出来ぬのか 考えていたところだ!」
「ALO … 言葉ヲ通ジ合ワス事ハデキヨウ…併シ 起キタ事実ヲ変エル事ハデキヌ…ALO … 私ハ ソナタニ 視セタイノダ…人間達ガ未来ニ起コス事実ヲ … 先ニ進ムゾ…」
不思議な声は 私に そう 告げた…
私は 何も言えずに 頷いた …
私の心は 彼等に 何も出来ないという 哀しみ と 悔しさが 渦を巻いていた…




