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~光に包まれて~

私の願いが通じたのか 私は白人達の元へと飛ばされた …


私は 叫んだ…


誰か 私の声が聴こえる者はいるか!


「ワッハッハ~ ! インディアン 達モ モウ終ワリダナ ! 俺達ニ 従ッテイレバイイモノヲ ! バカ ナ 奴等ダ !」


誰も 私の声等 聴こえはせず グビグビと何かを飲みながら 白人達の訳の解らぬ 高笑いが 辺りに響いていた …


私は 悔しくて… それでも何度も 叫んだ…


此処に 私の声が聴こえる者は誰一人もいないのか!!同じ人間だと言うのに!


私の 悔しさが 涙となり流れた …


パリ~ン !何かの破片が飛び散り 高い音が 辺りに響いた …


「お前ら … その場所を避けろ!あっちへ行け!!」


巨人程ではないが 巨体の男がノッソノッソと歩いて来た 白人達は 此の男を恐れているらしく ソソクサと避け 場所を開け渡した … 巨体の男は 腰を降ろし 辺りに人がいなくなると …


「何か用か ?俺を見守る奴が …そこで 誰かが 泣いている… って煩いもんで出て来たんだがな…」と そう言った …


私の声が聴こえる者か?


巨体の男は頷き「あっ? 聴こえる…」と応えた…


私は 巨体の男に言った …


羽飾りの男達を 何故 殺す ! お前達の神は 人殺しをせよと 教えるのか? それは神ではないぞ!お前達に 真からなる正しき教えはないのか!!


巨体の男は 俯き …


「あんなぁ … 誰だか知らねぇけどな…俺らの歴史じゃ 神がいたって… 人殺して奪い取るんだよ…そうやって生きて来たんだよな…神の告げた言葉の解釈の違いで同じ教えを元とする まぁ~ 身内だな… それでも殺し合うんだ … それが 俺らの文化・文明って奴だ … 違う教えを持つ者は 従うか死ぬか … それだけだ … 生きたきゃ従え 戦うなら死ね … 正しさなんてもんはなぁ どうにでも変わる … より多く人を殺す武器を持った者が勝ちだ … 解るか? 誰かさん… 」



私は 巨体の男の 言葉に 驚きはしたが … 伝えねばならない と思い 羽飾りの男の言葉を伝える事にした…


羽飾りの男から 預かった言葉がある… 我等だけを憎め!! 他の部族の者達を殺すな!!そう伝えてくれと頼まれた …


巨体の男の顔が グワッと怒りの顔に変わり ドゴッ!ドゴッ! と二回 拳で大地を叩いた


「全く バカな奴等だ! 初めから 逆らわなきゃいんだ! 教えや言葉を棄てでも生きる!それが一番だ!生きてりゃ 何時か… 此んな事 間違いだって時代が必ず来る!此は絶対だ!何故 それが解らない!何故 誇りを守る事を優先させる!だから 死ななきゃならなくなる!!バカ野郎!!」


巨体の男は ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!…と何度も何度も大地を拳で叩いた …


堪えきれない怒りをぶつけるように …


大地を叩く拳から 血が滲み出た … 彼の血も… 確かに 赤かった …



私は 何故か …

肌は白く鼻も高いのだが 此の巨体の男を 憎いとは想えなかった…

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