~光に包まれて~
あぁ… 何と言う事だ … 人間が殺し合うのか … なんと酷い事を …もしや … 羽飾りの男達は… 私達部族の 先の世…未来に生きる子孫達ではないのか?教えは … 教えは 何処へ消えたのだ!!
私は 怒りを堪えきれず 叫んだ…
「違ウゾ … ALOヨ … オ前達 部族ノ者デハナイ… 良ク似タ者達デハアルガナ…」
脳に響く不思議な声は そう応えた…
不思議な声を聴いても 私の怒りは治まらず 私は 先程 眼にした争いで 指示を出していた 羽飾りの男の元へと近付きたいと願った …
羽飾りの男は 私の気配を感じたのか 辺りを ゆっくりと 見回し
「誰だ … 我等の神ではないのなら … 去れ!」
と そう吐き捨てるように 言った …
私は 怒りが治まらず 叫んだ
何故 命を弄ぶ!何故 争いを避けぬ!此は 真実の教えに反する行いだぞ!!
羽飾りの 男は フッ と笑い …
「他に 何もないからさ … 」
と 呟き グビグビ と何かを飲み始めた …
ハァー! っと吐き出した 羽飾りの男の息は ツ~ンとした匂いがした …
私は 此処で引く訳には行かない! そう想い
お前達の神は 人を殺せと教えるのか?それは神ではないぞ!真実の教えに従い正しく生きろ!殺し合う為に生まれた訳ではないぞ!!
と腹の底から叫んだ …
羽飾りの男は フッと笑い … 微笑みながら涙を流した …
「あんたの言う… 教えってのは … 白人の教えの事か? なら断る!!我等は最後の一人になっても戦う!最後の一滴の 血が大地に落ちても 白人達と戦う!!我等の部族が死に絶え 此の大地から消えようとも戦う!!白人共が憎い!! 」
羽飾りの男は 涙を手で払い…
「誰だか知らないけどよ … 白人共に 伝えて貰えないか… 我等だけを憎め!!他の 部族の者達は殺すな!! 頼んだぜ 誰かさん…」
羽飾りの男は グビグビ と再び飲み始めた
私は 羽飾りの男の言葉に 彼等の言う 白人達とも話さなければと想い 彼等の 元へ 行きたいと 強く心で願った …




