第十話 どこだ、ここ
お待たせしました!第十話です
目の前には見たことのない町並み。
雰囲気も少し違った。
だが周りの言葉は自分の話すそれと同じみたいだ。
よかった、言葉は通じる。
でもなんでこんなとこに来たんだろう。
そういえば二人は?
「…………いない」
どうやら転移魔法によって別の場所に飛ばされたようだ。
リヴァイアサン、失敗してるんだけど。
こんなとこにずっといるわけにもいかず、とにかく少し歩いてみようと思った。
ーーー…
あれから一時間程街を歩いてみてわかったのは3つ。
・街の雰囲気がアラビアン風だということ
・言語が通じること
・私のいた国とは違うこと
だ。
まあ、それがわかったのはいい。
それはいいんだけど…。
今私は路地裏にいる。
なぜかというと…。
「なあ、嬢ちゃん。一緒に遊ぼうよ」
「あの、私急いでるんで」
人生初のナンパにあっている。
うわー、周りの兄ちゃん達怖いな。
目がギラギラしてんよ。
「どうしたの?」
そういって男の一人が私に触れようとする。
鬱陶しいなあ。
魔法で吹っ飛ばしたいなあ。
でも騒ぎを起こすと厄介だなあ。
そう思っていた時。
「ハーイ。お兄さん達。離れてくれないかなあ?」
目の前に突然自分より少し背の低い少年が現れる。
先ほどまで私にしつこく絡んでいた男は壁に打ち付けられて伸びていた。
おお、やるね少年。
「なんだこいつ?」
「僕?僕はこのお姉さんのヒーローさ」
ありがとうございました!
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