1・2話・引っ越し祝い
俺の家の隣に引越してきた。名前は、夜野月代と本人が名乗っていた。
しかし、随分態度がでかい。ということは、引越してきたんだから、俺と同じ学校に引越してくるということか!
まったく、冗談じゃない!そう俺は、頭の中でブツブツとつぶやいていた。
「ただいまー。」
「あ、おかえりー。」
母さんが、夕食の準備をしていた。
「母さん、今日の飯、何?」
「こら、真夜。飯って言わない!ご飯でしょう!」
「別にいいじゃんそんなこと……」
「何が、そんなことよ!」
「それより飯…」
「ご飯!」
俺は、一瞬ビックリし、おずおずと
「……ご飯…何?」
と答えた。
「今日のご飯は真夜の好きなハンバーグよ。」
「あっそう……。」
そういって、俺は隣に引越して夜野月代のことを思い出した。
「あのさぁ…、となっ。」
「ああ!隣に引越して来たのよね!確か、夜野さんって言うおたく。そうだ!真夜。」
といって、母さんは俺に何か渡したそれは、ミスター○−ナツの箱だった。
「なにこれ、今日のおやつ?」
と、俺は言った。
「そんなわけないでしょ。これ夜野さん家に渡して。引っ越し祝いに。」
「…何で……俺…が?」
「いいじゃないの。ほら、いったいった。」
母さんは、そういいすぐに俺を外にだした。俺はしぶしぶと、夜野の家に行くことにした。そして、夜野ちについた。(まあ、隣だからな……)まさかあいつの、本当の正体も知らずに………・・・。