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変人たちと僕  作者: 魂魂
6/30

第六話 久しぶりの再会と変わらない幼馴染み

みなさん、こんにちわ


一応この小説の主人公、才原喜助(16)です


みなさんには幼馴染み、っていますか?


僕には一人いました


いた、というのは別に死んだ、とかじゃなくって単純に向こうが引っ越したからです


同い年の女の子だったのですが、とっても美人で、メチャクチャ頭が良くて、、、、、、、、、、、、、、、、、とっても変人です♪



、、、これまでの話を見てると、もうわかるでしょう?


今回の話で


変人、もう一人追加♪


です


、、、、、、、もう泣きたい、、、










前回の話の後、僕は今後二人を下の名前で呼ぶ(伊吹→サヤ、篠原→アヤコ)&二人にそれぞれプレゼントをあげる、という条件で強襲から解放された


、、、正直、ホントに死ぬかと思った、、、、

二人の僕を追って来る時のオーラ、、、しばらく夢に出るな、アレ、、、、、




さて、話は変わるが今日は土曜日


僕は街の中心部に来ている

ここでは大抵のものが揃っているので、老若男女、いろんな人が集まる


僕は何か目的を持ってココに来ることはほとんどない、、、まぁ僕が買うものなんて近くのコンビニで十分買えるからな


でも今回はコンビニで買うわけにはいかない、、、なにせ、僕の人生がかかっているからな、、、

下手なプレゼントでもしてみろ、、、心身共に殺される、、、!!


しかし、一つ大きな問題がある


「でも何買えば満足するんだ?」


僕は女の子にプレゼントなんてしたことはない、、、


「何言ってるんだい?小学校低学年くらいまではボクに誕生日プレゼントをくれていたじゃないか」


いやいや、アレは僕の中では女の子にプレゼントっていう感じじゃなかったからな、、、どっちかというと、親友にあげる感じだったし、、、


「そうだったのかい?一女子として扱われていなかったのには残念だが、親しい友人と思っていてくれたのは素直に嬉しい、、、複雑な気持ちだよ」


まぁあの時はアイツくらいしか心を許せたヤツがいなかったしな、、、アイツには結構感謝して、、、、、、、ん?


「感謝してもらわなくても結構だよ、ボクの方もキミのおかげで毎日が楽しかったからね」


、、、、、アレ?


「にしてもキミは普段からもう少し周囲に気を配るべきだよ、、、空手の試合やってるときとは大違いだ」


、、、、、なんで、コイツがここに?


「み、ミツキ、、、?」


「その顔は今までボクの存在に気づいていなかったようだね、、全く、、、その辺は変わっていないね」


呆れたような顔をしてそこにいたのは、古いボクの親友、宮沢美月、その人だった


「まぁなんだ、久しぶりに会ったんだから少し話でもしないか?」


「ああ、わかった、、、、でもその前に一つ質問をさせてくれ、、、、、、、、、、、、、何故ココにいる?」


「引っ越して来たからだ」


ワァオ!単純明快☆


、、、、、、、、、、マジで?


「マジだよ、、、さて、積もる話もあるだろうし、どこかに入らないか?ボクも今帰ってきたばかりでね、少々疲れているんだ」










「あっ店員さん、こっち注文お願いします」


「ハイっ、少々お待ちください」


僕は今、ある喫茶店に女の子と二人できている、、、、、、、羨ましいか?じゃあ代わってやろうか、、、、、ただ慣れてないとこの女と話すのは少し疲れるぞ?


「どうしたんだい?浮かない顔して、、、、、あっボクはアイスココアで、キミは?」


「、、、アイスコーヒーで」


「ハイっ、ではすぐにお持ちしますね」

店員さんは軽く微笑んで、注文をこの店のマスターっぽい人に伝えに行った


どうやらこの店、コーヒー豆を煎って作るみたいだ、、、小さい店なのに本格的だなぁ、、、


「あの人よりもボクの方が魅力的だと自分では自負しているんだが、どうだい?」


「いきなり何を言い出すんだ」


こんな回りくどい言い方をするときのコイツは、決まって不機嫌だ、、、まったく、何に怒ってんだか、、、


「いや、キミの感想を聞きたくてね、、、で、どうだい?」


「お前があの人みたいに自然に笑えば、お前の勝ちだよ」


「それは現時点ではボクの負けということかい?」


「そのくらい自分で考えろ」


「むぅ、、、」


「お待たせしました、アイスココア一つとアイスコーヒー一つでございます」


そうこうしていると、注文したモノがやってきた、、、てか早いな


「相変わらずアイスココアか、、、変わらないなぁ、お前」


「まぁ、いろいろと思い入れとかもあるからね」


「思い入れ?」


「おっと、その話はストップだ、、、人前でいうのは恥ずかしいからね」


「ふぅ~ん、まぁ言いたくねぇなら強要はしねぇよ」


「そうして貰えると助かるよ、、、さて、ボクに聞きたいことがあるんじゃないのかい?」


「そうだった、、、お前何でいきなり戻ってきたんだ?アメリカ留学はどうした?」


そう、コイツはIQ200の天才、とか言われて小学校低学年の時にアメリカ留学した、、、、当時から高校数学とか楽勝で解いてたしな 、、、それが一体どうしたのやら、、、


「向こうで大学院も卒業して博士号も取って、、、、やることが無くなったんでね、、懐かしいこの街に戻って来ようと思ったんだ」


「、、、脳みそ半分分けてくれ」


「あんまり無理な注文は控えるべきだよ」


いや、正直マジでコイツの脳細胞欲しい


「ボクの爪の垢でも煎じて飲むかい?少しは成績が上がるかもしれないよ?」


「成績上がっても僕のプライドがズタズタになりそうだから遠慮する」


「ホント、キミも変わらないね、、、」


脳細胞の作りの違いに絶望している僕をニヤニヤしながら見ているミツキ、、、女じゃなかったらぶん殴っているところだ


「で、ココに引っ越して何をするつもりだ?」


「普通の高校生活を楽しもうと思っていてね、、来週からキミと同じ桜ヶ丘高校の生徒だ」


「、、、、、、、、、、、、、、は?」


「向こうの高校じゃ年上しかいなくてね、そんなに楽しい学生生活じゃなかったんだ、、、だからもう一度やり直したくてね、、、キミと一緒の学校なら楽しく過ごせそうだし、それで桜ヶ丘高校に決めたんだが、、、、、迷惑だったか?」


そういってミツキは不安そうな顔を僕に向けた、、、


ハァ、、、何言ってんだか


「、、、今更何言ってんだよ、親友が帰ってきて同じ高校に通えるんだ、どこが迷惑なんだ?」


「そ、そうかい!よかった、、、でも親友、か、、、」


「ん?何か言ったか?」


「い、いや!何でもない!!、、、ともかく、これからよろしく頼むよ」


「???、、、まぁ、よろしくな」


何かミツキの顔が赤いんだか、、、風邪でもひいたんだろうか?まぁ長旅で疲れていれようだからな、もう少しゆっくりして行くか


「ところでキミはこんな所に何しにきたんだい?ボクの知る限り、キミはこんなとこに来て買い物するような印象はないんだが、、、」


「ああ、学校の友達に謝罪代わりに何かプレゼントしなくちゃいけないんだよ、、、それを探しに来たんだよ」


「プレゼント、ねぇ、、、」


何か思い付いたような顔をしてミツキが言ってきた


「そのプレゼント選び、ボクも手伝うよ」


「え?」


「実はボクも久しぶりにココに来たからね、実はどこに何があるかほとんど覚えてないんだ、、、だからキミと一緒に行動していろいろ見て早く思い出そうと思うんだ、、、いいかい?」


まぁ女の子へのプレゼント選びなんて全くわかんないし、、、協力してもらうか


「わかった、ついでに一緒にプレゼント選びも手伝ってくれよ」


「オッケーだよ、じゃあそろそろ店を出ようか」


「いいのか?もう少し休んでもいいんだぞ?」


「だいぶ気力も体力も回復したから、大丈夫だよ」


「そうか、、、じゃあ行きますか」


そうして二人でのプレゼント選び(プチデート)が始まった、、、、、




「ココで奢ると、ボクの中でのポイント大幅アップだが、どうだい?」


「今日はそのポイントいらないよ」

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