第三話 騒がしい午前中と友達(?)
みなさん、こんにちわ
ギャルゲーのようなシチュエーション、好きですか?
リアルであったら、、、嬉しいですか、、?
でしたら、この場をぜひ代わってください、、、
お願いします、、、
「、、、おい」
「あ、、おはよう!今日もいい天気だぞ!!」
「ああそうか、、、、、、、、、、で、何でお前が僕の部屋にいる、、?」
「電話番号から家を調べたんだ、、丁度昨日連絡網が配られたからな!」
「、、、まぁ百歩譲って、部屋にいるのはいいとしよう、、、、、、、なんで僕の布団の中にいる?」
「目覚めがいいだろう?」
「、、、早く出ろ」
昨日は帰った後、晩飯も食わずにすぐに寝た
あれだけ暴れたのも久しぶりだったから結構疲れてたしな、、、
で、朝起きて何か違和感があると思ったら、布団の中に伊吹がいた
「ていうか、お前なんのつもりだ?何でウチに来た?」
「一緒に学校に行くために決まっているだろう?アンタはどうせ迎えに来ないだろうからな」
「ああ、なるほどね、、、」
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、メンドクセェ、、、
「制服と下着、準備しておいたからな!早く着替えて行くぞ」
「ちょっと待て、、、なに勝手に僕の家を漁っている?」
というかこの時間ならウチの親が起きてるハズなんだが、、、
「だって、アンタのお母さんに取って持って行くように言われたぞ」
、、、そうか、この世に常識のある人はいなくなってしまったんだな、、、そうに違いない、、、、
「どうした?リストラされたあげく親父狩りにあった46歳男性みたいな顔して」
踏んだり蹴ったりじゃねぇか
「ずいぶん限定された例えだな」
「ウチのお父さんだ」
今すぐ謝ってこい、ネタにしてすみませんでした、と謝ってこい!
「そろそろ出ないと遅刻するぞ?」
「えっ、、、もうこんな時間!?」
グダグダやっているうちに随分と時間が経っていたようだ
このままでは三年間無遅刻無欠席の皆勤賞が取れなくなる、、、!!
「そんなの狙ってたのか?」
「、、おい、だから僕の回想って口から出てる?」
「さぁ、早く準備しろよ、、下で待ってるからな!」
「おい!僕の質問に答えろ!!」
「新し~い朝が来た♪希望の朝~♪」
「なんでこんな朝から疲れてるんだ、、、?」
着替えて学校の準備が出来て、いざ登校しよう、ってときにまた面倒なことが起きた、、、
下に降りたら伊吹が僕の朝飯食べてるし、母さんは伊吹に親父との思い出話を話しはじめるし、伊吹がそれに夢中になってなかなか出発できないし、、、
「はぁ~、、、」
「ふんふ~ん♪」
なにがそんなに嬉しいのか、伊吹はさっきからずっとニコニコしてる、、、
陽気に歌なんか歌ったりして、、、朝のことも含めて、子供みたいなヤツだな
「新し~いパパが来た♪希望のパパ~♪」
随分ポジティブな子供だな、、、
「やめろ、お前が歌うとリアルに感じるから、、、」
「そろそろ替えないとなぁ~、、、」
「今の言葉の主語がお前のお父さんでないことを、僕は心から祈る」
こんな朝が毎日続くのかと思うと正直ウンザリだ、、、
「ところで英語の宿題やったか?あの日記もどきみたいなヤツ」
「ああ、アレか、、、一応やった」
「まったく、メンドーだよなぁ?最近印象に残ったこと書け、なんて中学生じゃあるまいし、、、オマケに一人ずつ読むんだろ?ワケわかんないよ、、、」
「まぁまだ僕ら入学したばかりだから、クラスの英語のレベルを知っておきたいんじゃないのか?入試じゃ英語がどの程度喋れるか、ってのはわかんないしな」
確かにメンドーではあるがな、、、
学校の英語が満点だからって、外人の言うことが100%わかるワケでもないのに、、、それよりは外人の一人や二人、連れてきて生の英語聞いてた方がいい
「お前はどんなこと書いたんだ?まさか、昨日のことは書いてないだろうな?」
「だ、大丈夫だ、、、私だってあんなこと知られたくないし、、、」
「、、、ま、それもそうか」
ヤクザに追われてた、なんて知られたらウチの学校じゃ退学は免れない
「そういうお前は何を書いたんだ?」
「さぁな、忘れた」
「なんだよ、教えろよ~」
そういいながら、伊吹は僕の腕に抱き着いてきた、、、あ、なんか柔らかい感触が、、、
「、、、って、抱き着くなよ!」
「別にいいじゃん♪友達だろ?」
「お前は友達の定義を間違っている!!」
もう帰りたくなってきた、、、
そしてやってきた英語の時間、、、
「はい、じゃあ次は伊吹さん、、宿題の発表をお願いします」
「、、、ふぇ?あ、、は、はい!」
テンパってやがる、、、さては寝てたなアイツ?
「え~っと、、、」
ま、僕の出番はまだまだ後だろうし、、、少し寝るか、、、、
「I made my friend.That is Mr.Saibara.(私は友達を作りました。それは才原です。)」
アレ?僕?昨日のことは書くなって言ったのに、、、まぁ僕と友達になった(僕は否認)って話くらいなら、、、
「He is a sadist.I was rained down abuse on .(彼はサディストです。私は罵声を浴びました。)」
先生の顔が引き攣っている、、、クラスメイトが僕に痛い視線を向ける
「、、、、、、」
「However,I had feelings to which never get.I want it more.(しかし、私は今までにない感覚を得ました。私はもっとそれが欲しくなりました。)」
「い、伊吹さん、もう充分です、、、」
さすがに先生が途中で止めた
、、、なんか、、、周りの視線がツライです、、、もう明日から学校来る気がなくなってきた、、、
この日の午前中は、変なモノを見るような視線を周囲から浴びながら過ごして言った、、、、、
「(違うんです、みなさん、、、変なのは伊吹なんです、、、)」