表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変人たちと僕  作者: 魂魂
27/30

第二十三話 まさかの再登場と母親決定戦2

今回は短いかもしれません……

『さぁ~さぁ~始まったでぇ! 第一回母親決定戦!』


『……この試合は、赤ちゃんに気に入られた人が優勝……“親子限定”桜ヶ丘遊覧パークのチケット(一日無料券)が授与されます……』


『司会はウチ、“西村アカネ”とぉ~…』


『……解説の“泉カナコ”で、お送りします』


「……………ねぇ、誰?」


『それにしても、お兄さん! モテモテやなぁ~!』


『……でも確かにかっこいいです……』


『おぉ~っと! 解説のカナコはん、それはフラグですか!?』


『………!? ち、違っ………』


『お兄さんは新たにフラグを立ててしまったようやなぁ! よ! 色男!!』


『だ、だから……違っ……話を……!!』


「だから、誰?」


「ダァ?」


『いややなぁ~。 “特別編 花梨の日常”で出演した、花梨の友人やないですかぁ~!』


「………そうだったの?」


『………ウチらだってなぁ! 出番が欲しいんや!!』


『………作者にすら忘れられて………寂しかったです………』


「………ごめんね、ダメな作者で」


『こっから挽回したるわぁーーー!!!』


『……よ、よろしく……です……』


『じゃあ始めるでぇーー!!!』










「じゃあ次はボクが行くよ」


『おぉ~と! 二番手はミツキ選手だぁ~!!』


(スタスタ)


「ダァ?」


「よしよ~し、いい子だね~」


(なでなで)


『おぉ~っと! ミツキ選手、頭をなでる作戦に出たぁ~!』


『………頭をなでられるのは、安心しますからね………』


『さぁ~て、赤ん坊の反応はぁ!?』


「アダッ!」


「痛っ!」


『ミツキ選手、手を思い切り払われたぁ! あまり感触は良くないようや!』


「だ、だめかい…?」


「ウゥー!」


「こらこら、乱暴したらダメだよ?」


(なでなで)


「アフゥ…」


『おぉ~っと! お兄さんがなでたら喜んでいるでぇ!? どういうことや、カナコはん!』


『………えっと、まだ会ったばかりの相手では、まだ心を許してないぶん抵抗があるのかも、です………』


「僕も会ったばかりなんだけどね……」


「こ、この違いはなんなんだい!?」


『そこは親子やからや!!』


「意味わかんないよ……」


「ぼ、ボクの……論理が……向こうの大学で……培った論理が……通用しないなんて……」


「それ、使い所間違ってない?」


『残念やけど、ミツキ選手も失格や』


「うぅ…」










『さぁ~て、次は誰が行くんや!?』


「じゃあ、私行く」


『三人目はアヤコ選手やぁ~!』


『………若干、危険な気もしますが、大丈夫でしょうか………』


『いざという時はお兄さんが止めてくれるやろ?』


「そこ、僕担当なの!? 忘れられてるかもしれないけど、僕一応まだ重傷患者だよ!?」


『さぁて、アヤコ選手どう出るのか!?』


「僕無視!?」


(スタスタ)


「ねぇ、赤ちゃん?」


「ダァ?」


「私のこと、好き?」


「……ダァ?」


「今は好きじゃなくても大丈夫。 この薬を飲めばすぐに私を好きに……」


「赤ん坊に何飲ませる気!?」


「喜助くん、心配しなくても大丈夫 ……喜助くんのもあるから」


「そういう問題じゃないよ!?」


「……篠原、失格だ」


『審判の判断により、アヤコ選手失格や!!』


『………あの薬は、危なそう、ですからね………』


『ところで審判っておったんやなぁ。 今までまったく気付かんかったわぁ…』


『………審判は、鷹野さんです………』


「……本当に今更だが、よろしく頼む」










「じゃあ次は私行くねー!」


『ついに我等が花梨の登場や!』


『………でも、花梨ちゃん、喜助さんと兄妹です、よね………? ………は、母親にはなれないんじゃ………』


『カナコはん……』


「カナちゃん……」


『………えっ、な、なんですか………?』


『「細かいことは無視や(よ)!!」』


『………は、はい………』


「……細かいことじゃないよね?」


『お兄さんも気にしすぎや!』


「キー兄、待っててね。 私とキー兄がもうすぐ夫婦に……グヘ、グヘヘヘヘヘ……」


『………か、花梨ちゃん、また………』


『暴走してもうたみたいやな……』


「グヘヘヘヘヘヘヘ……」


「ア、アウゥ……」


「……この子、メチャクチャ怖がってるんだけど」


『こ、これはもう止まらへんなぁ……』


『………今の花梨ちゃん、私でも恐いです………』


「……才原の妹、失格だ」


「グヘヘ、ゲヘヘヘヘ……」


『き、聞こえてへんみたいやなぁ……』


『………わ、笑い方が、変態さんみたいです………』


「……今度花梨のこと、ちゃんと仕付けないとダメかな?」


「ウ、ウゥゥ……」


「ゲヘヘヘヘへへへへへ……」









「さて、次は誰が……と、言いたいんやけど、今回はここで終いや!」


「………作者さん曰く、『あんまり長すぎても読者さんが疲れるだろうから』、だそうですが………」


「前回と同じような理由で、バレバレやで? 正直に言ったらええのになぁ! ホントは自分が疲れてネタが切れたって……」


(ゴン!)


「あ痛ぁー! う、上からタライ落ちてきよったぁー! 上からタライて、どんだけ古いネタ……」


(ゴンゴンゴン!)


「こ、今度は三つも落ちてきよったぁー!」


「………作者さんを悪く言うからだよ………」


「せやかて、カナコはんも少しはウチと同じこと思うたやろ!?」


「………!? そ、そんなこと………」


「ほぉ~ら、正直に言うてみぃや?」


「………そ、その………す、少しは………」


(ゴン!)


「………うぅ………」


「アハハハハハ! カナコはんも食らったでぇー! 作者はんを悪く言うからやー!」


「………………」


「アハハハハハ! お、おかしくてたまらんわぁー! アハハハハハ!」


「………ア・カ・ネ・ちゃぁ~ん………?」


「アハハハハハ……へ? か、カナコはん……怒った?」


「………ア・カ・ネ・ちゃぁ~ん………?」


「わ、悪かったて! ちょ、ちょっとからかっただけやて! な?」


「………ア・カ・ネ・ちゃぁ~ん………?」


「か、カナコはん、落ち着いて……へ? 今回もう終わり?」


「………ア・カ・ネ・ちゃぁ~ん………?」


「あ、アカンて! あんなキレたカナコはん、ウチじゃどうしようもないで!? カナコはん、キレたらホンマに恐いんやから! ま、まさか……ウチを見捨てるんか……?」


「………ア・カ・ネ・ちゃぁ~ん………?」


「ご、後生や! 作者はん、助けて! てかこんな感じの以前にもあったで!? 二度目はさすがに読者はんも飽き……」


「………ア・カ・ネ・ちゃぁ~ん………!!!!」


「き、来よったぁー! た、頼むから、助け……」


司会進行役の二人が大変なことになったので、次回に続きます。 ……疲れたとか、ネタが切れたとか、決してそんなのではありません。 (by作者)

もう一話続きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ