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変人たちと僕  作者: 魂魂
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第十七話 失踪とはじまり

お久しぶりです!

更新遅れてすみません!しかも短いです(泣)

みなさん、こんにちは。


喜助です。


誰でも過去に辛い経験をしたことがありますよね?人はそれを乗り越え、成長していきます。


でも、乗り越えられない過去も存在します。


今回からしばらくは、そんな話です………










「ふふふふふ…喜助くん今日も可愛かったなぁ♪」


薄暗い夜道…アヤコは一人家へと帰っていた。


「えへへ…喜助くん♪」


「……へぇ、今お前が好きなのは喜助ってヤツなのか」


「………え?」


「やぁ、久しぶりだな」


(バチバチッ)


「な…なん…で…」


アヤコに声をかけ、スタンガン気絶させた男が一人。


「なんで?決まってるだろ…お前を連れ戻しにきたのさ」


暗い夜道に男はニヤリと邪悪な笑みを浮かべていた…










その翌日の朝…


「ねぇ…何でお前らここにいるの?」


「キー兄に近付かないで!」


「お前こそ喜助から離れろ!!」


「花梨ちゃん、君は喜助の妹だ。つまり喜助と君が恋人関係になることはできない。だから可能性のある人物にその場を譲るべきだ。さぁ、どきたまえ!」


「そんなことないもん!キー兄は私を愛して…」


「だから何で僕の部屋にお前らがいるの!?」


「あ、キー兄おはよ♪」


「おはよう…じゃなくて!」


「さぁ喜助!学校行くぞ!」


(ガシッ)


サヤが僕の右腕を掴んで抱き着いてきた。や、柔らかい感触が…


「キー兄は渡さないもん!」


花梨も左腕に抱き着いてきた。柔らかい感触が両腕に……


(バキバキバキ)


「……早く着替えなよ……」


止めにミツキさんのアイアンクロー。うん、生命の危機の予感♪


「あ、頭がああああああ……着替える!着替えるから三人とも離して!!………ん?三人?」


「どうしたんだい?」


「………アヤコは?」










「ハァ…ハァ…」


あれから学校に行ったがアヤコは来ていなかった。それどころか、昨日の夜から行方不明になっているとアヤコの家から学校に連絡があったらしい。


「クソッ…一体どこに…」


とりあえず僕はサヤとミツキ、鷹野、守屋先輩と一緒に学校を抜け出して手分けして探している。アヤコが鷹野、守屋先輩と繋がりがあったことは驚いたが、今は少しでも人数が多い方がいい。


アヤコが行きそうな場所は僕なりに回ってみた。


薬局、家の近くの公園、薬局、通学路の裏道、薬局、薬局、薬局……


………薬局ばっかじゃねぇか


…って、突っ込んでるヒマなんか無い!


どこだ…どこにいる…考えろ!アヤコの行きそうな所…


「探し物か?」


「え?」


声のする方を見ると男が一人立っていた。歳は二十代後半~三十代前半くらい。背は180センチはあるだろうか。体格はそれなりにいい。「何か落としたのか?」


「落としたというか……人探しです」


「…人探し?」


「はい。女の子なんですけど…」


「……篠原彩子って娘か?」


「知ってるんですか!?………いや、質問を変える。お前何者だ?」


僕はコイツの顔をはっきりと見た瞬間確信した。コイツは…“裏”側の人間だ。


「くっくっ…気付かれたか。思ったより随分と早かったな。」


(♪♪♪)


(ピッ)


「もしもし。」


『喜助か!警察の調べでわかったんだけど、アヤコは誘拐されたんだ!誘拐したのは化学兵器研究所、元所長の…』


「田神博志だ。篠原彩子を誘拐したのは…俺さ。」


今、事件は動き出す…

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