表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変人たちと僕  作者: 魂魂
2/30

第二話 ロリコンヤクザと昔の呼び名

こんにちわ、みなさん


突然ですがみなさん、どうしても許せないことってありますよね?

その許せないことが、目の前でされていたら、、、あなたはどうしますか?


止めようとしますか?それとも、、、徹底的に潰しますか?


僕は、間違いなく、、、後者です、、、










伊吹から話を詳しく聞こうとしたら、逃げられました、、、


第二話、終了、、、










「いやいやいや!ここで終わったらダメでしょ!!」


この小説の存在が危ぶまれるぞ!!

全く、、、変な女に会っちまったからホントに、、、


「おかーさん、あのお兄ちゃん、なにか一人で言ってるよ」


「しっ!見たらいけません!!」

、、僕まで変な人に見られたし、、、


「、、、、、、、あーもう!イライラしてきた!!」


伊吹のせいだ、伊吹のせいだ、伊吹のせいだ!!!


ってことで、、、


「、、イライラ解消、しに行くか、、、」










「ちょっ、放せよ!」


「やっとここまで追いこんだぜ、、、なぁ、伊吹家のお嬢ちゃん?いや、坊ちゃんと言った方がいいかぁ?」


古い路地に、女の子と複数の男がいる

まぁ、想像通り女の子が路地の行き止まりで男に囲まれている訳だ


「な、何でまだ追い掛けて来るんだよ!借金は返しただろ!?」


「借金は確かに返して貰ったさ、、、アンタの親父さん、長年かけて立てた会社売り払ったんだよなぁ?」


「そ、そうだ!なのに、、、なんでまだウチに来るんだよ!!」


「いやね、組長がアンタを気に入ったらしくてな、、、100万で買い取るって言っててよぉ、、、まぁアンタの親父は反対したから少し手ぇ出したけどよ」


「えっ、、お、お父さんに、、、」


「安心しな。死んじゃいねぇよ、、、痛い目は見て貰ったけどな」


「そ、そんな、、、お父、、さん、、、」


「さぁ~て、それじゃあ大好きなお父さんのためにも一緒に、、、」



バキッ、、、


「ガッ、、」


バタリ、、、


「お、おい!どうした!?なっ、何だこのクソガキ、、、」

シュッ、、、


バタリ、、、


「さっきから話聞いてるけどさぁ、、、、、、なんかムカムカするから、アンタらシバくわ」


「さ、才原、、、?」


「よっ、伊吹!また会ったな、、、ま、先にコイツらシバくから、話はまた後でしようぜ、、」


「テ、、テメェ、女の前だからってカッコつけてんじゃねぇぞ!!」


「あ、そんなんじゃないって、、別に正義の味方ってわけじゃねぇし。ただ、、、、、、僕はムカつくもんは全部潰す、それだけ♪」


「こ、このクソガキィ!」


一人が突っ込んできたので、、、


「シッ!」


後ろ回し蹴りを当ててやりました♪


「ガッ、、、」


吹っ飛ぶヤクザ、、、


「自己紹介でもしようか?俺は桜ヶ丘高校1年5組、才原喜助、、、いや、アンタらにはこっちがいいか、、、もう一つ呼び名は、、、








首斬り喜助、、」










「あ、アンタ、、メチャクチャ強かったんだな、、、」


「大昔に少しだけ空手をやっててね、、、まぁそんなに強くはないよ」


「いや、普通ヤクザ10人相手に無傷なんて有り得ないぞ、、、」


ヤクザ相手に暴れていたら、気付けばもう辺りは真っ暗、、、

仮にも女の子である伊吹を夜道に一人で帰らせるわけにもいかず、、、こうして家まで送っているのだ


「仮にも、は余計だ!こう見えても私は女だ!」


「ちょっと待て、何で回想がわかる!?」


「まぁそれはどうでもいいとしてだな、、、」


「よくねぇよ!僕の回想って口から出てる!?それじゃ僕ずっと回想中は独り言言ってたわけ!?それってかなりイタい、、、」


「才原!」


「な、なんだよ?僕は今、自分が周りからイタい奴として見られてないか、心配でたまらないんだよ」


「い、いや、、、その、、、あ、ありがとう」


「、、、礼なんか言われるようなことしてねぇよ、、、言ったろ?僕はムカついたからシバいた、それだけだ」


「そ、それでも実際に私は助かったんだ!だから、、、ありがとう!!」


ありがとう、と言われてもホントにそんなつもりじゃなかったんだけどな、、、


「礼と言ってはなんだが、アンタは私の友達一号にしてやる!」


「拒否する」


「拒否を拒否する!」


ワケわかんねぇよ、、、


「明日から一緒に登校するぞ!なにせ、友達だからな!!」


「ハイハイ、、、」


もう疲れたし、どうでもいいや


コイツは僕ん家知らないハズだし、僕がコイツん家に朝行かない限りそんな面倒なことは起きないだろう


「じゃあ才原、私の家はすぐそこだから、、また明日な!」


そう言って満面の笑みを浮かべて、伊吹は走って帰っていった、、、


いつもあの笑顔でいたら少しはクラスにも馴染めただろうに、、、


伊吹の笑顔に少しドギマギしながら、僕は家への帰路についた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ