表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
変人たちと僕  作者: 魂魂
11/30

第十話 地獄絵図とちょっと感傷に浸る僕

前回に引き続き、短いです。しかも今回後半調子に乗ってしまいました。



小説って難しいぃ!!

みなさん、こんにちは




ギルド&クエスト


オンラインPCゲーム


キャラクター自体に成長はなく、装備のみで強さが決まる。


また最先端技術の人工知能を多数使用しているため、敵キャラ(コンピューター)も人と同等の知能がある。そのため従来のゲームとは違い、敵の動きがパターン化せず読みにくくなるためやり込む人が多い。



え?何でこんな説明入れたかって?


まぁ作者が書き忘れてた部分があるのがのが一つ(2つ目)。

あと一つは…これから起こることが現実リアルではない、ということをよくわかって欲しかったから。





だって…ねぇ…










『嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…』


『た、助け…助けてくれぇぇぇぇぇぇ…』


『死にたくない!死にたくねぇよぉぉぉ!』


『この子だけは!どうかこの子だけは助けて下さい!』


「………」


「オラオラオラァ!!」


「アハハ、アハハハハハハハ!!」


「死ね死ね死ね死死死死死死……」


「………」


『熱い、熱いよぉ!お母さ~ん!!』


『もう悪さはしませんから、命だけは!命だけはお助けを!!』


『死ぬんだ…ここでみんな死ぬんだぁぁぁ!!』


「……………………………………………………………………地獄絵図だ」









今僕のパソコン画面に映っている様子を説明しよう。


ずばり…盗賊の殺戮現場です。

サヤが鈍器で殴り、ミツキが殴り蹴り、アヤコは魔術で火を放つ。


しかも血とか喚き声とかホントにリアルなんです…


18歳未満禁止、なんてレベルじゃないぞコレ!!精神障害になるぞ!!




“クエストクリア”




どうやら百人殺し終えたみたいだ…


「ふぅ~、スッキリ~」


「だなぁ~」


「だねぇ~」


そんなトイレの後みたいな雰囲気出すな!!


「ね、ねぇ…」


「ん?どした?」


「いや、その…」


「あ!もうこんな時間か!?」


「お腹すいた…」


「じゃあボクはお母様の晩御飯の手伝いしてこようかな」


「お!それなら私も行くぞ!」


「ワタシも行く」


そういうと三人は台所へと向かって行った


「………忘れよう」


僕は忘れることにしました☆


………ていうか、母さん帰ってたんだ










それからは特に何もなく、普通に過ごした。

三人は相変わらず火花散らしあっていたが、別に心底嫌っていて仲が悪い、というワケではなさそうだ。


次の日になると、ミツキが学校に用事があるとかでサヤとアヤコを連れていった。制服のサイズを計ったり、それが終わったら生活用品を買いに行くと言っていた。

僕も誘われたが、用事があるので遠慮させてもらった。


三人とも残念そうにしてたのが、少し嬉しかったりしたことは内緒だ。


一緒にいたい、そう思ってもらえる…そう思ってもらえる人になれた…


それが、そんなことが僕にとっては、たまらなく嬉しい…


昔はなかった。周囲から恐れられ、孤独だった。僕の力は必要とされた。でも、誰も“僕”自身を見てはくれなかった。


「行ってきま~す」


外に出ると太陽が眩しい。今日は雲一つない、快晴だ。


僕は…あれから先に進められている、のか…


自分では…わからない…


でも…


「今日はいい天気だ」


今のこの日常は、とても幸せだ…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ