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変人たちと僕  作者: 魂魂
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第一話 ヤンキー女と股間への衝撃

みなさん、こんにちわ


突然ですがみなさん、女の人に殴られたことあります?


まぁ、ある人はあるでしょう


では条件を2つ加えます


①パーではなくグーで

②股間に



おそらく経験のある方はほとんどいないでしょう。てゆーか人生で一度もないのではないでしょうか


男性なら想像するのさえ嫌でしょう。股間へのダメージの苦しさは男にしかわかりません


そんな苦しみを、僕は今、現在進行形で味わっています


学校から帰宅途中の僕にこの苦しみをくれたのは、、、


「チッ、先回りしてやがったのか」


この男っぽい乱暴な話し方をする女の子です


いや、この際悪魔といった方が正しいのかもしれない


「い、いきなり何、を、、、」


股間にはしる激痛に耐えながら、僕はこの女の子(の皮をかぶった悪魔)に聞いてみた


「へぇ、何人か隠れてると思ったけど、アンタ一人なんだ」


聞いてないし、、、

待ち伏せって何ですか?

てゆーかよく見たらコイツ・・・


「お前、、、伊吹、か、、?」


「今更何を、、、ってアレ?」


やっぱりか

反応から見ても間違いないな


「もしかして、、、才原?」


そのとーりですよ

クラスメイトの伊吹さん(♀)


「わ、悪い!!大丈夫か!?」


「だい、、じょうぶに、、、見えるか、、、?」

「い、いや、、悪いけど全く、、、」




だったら聞くな

今は痛みに堪えるので精一杯だ


「と、とりあえず休める場所に行くぞ。近くの公園にベンチがあったと思うし」









「ホントに悪かった!!」


「もういいって、、、」


アレから少しベンチで休んでいたらだいぶ回復した

潰れたりはしてなかったので、僕の子孫にはまだ希望はあるようだ


にしても、、まさかクラスメイトとの初めての会話がこんな形になるとは、夢にも思わなかった、、、

伊吹小夜(16)

桜ヶ丘高校1年5組

僕のクラスメイトだ。サラっとしたストレートヘアに整った顔立ち。ぶっちゃけかなりカワイイ、、、が、男勝りな性格(てか男口調)でヤンキーなもんだから、いつも一人でいる。

まぁ、うちの学校は進学校だからヤンキーいねぇしな、、、



「ホントに悪い!!相手を間違えたんだ」


誰にやる気だ

いや、こういうのは関わらないほうがいい


「誰にやる気だ」


そう心では思っても条件反射的にツッコんでしまう僕、、、う~ん、末期だ


「そ、それは、、、お、弟だ」


「アンタは弟をオカマにしたいのか?」


なんて性悪な女だ


「い、いや、今のは言い間違いだ。ホントは、、、」


「ホントは?」


もうここまで来たんだ、全部話を聞き出してやる


「お、、、」


「お?」


「お、、おじいちゃん!!」


「、、さて、警察に電話しようか、、、」


「あああ、、ち、違うんだ!」


老人の虐待は立派な犯罪だ


「い、いや、、コレは、、、その、、、、」


まぁ大体予想できるし、たぶんその予想は当たってる


「腕や足のアザ、体中の傷」


「、、、え?」


「、、、誰にやられた?」



この時、伊吹に出会ったがために僕の高校生活はハチャメチャなモノになってしまった、、、だが、コレまでの人生とは比べものにならないくらい楽しくなったのも、また確かだ



そんな僕の高校生活を、ここに記してみようと思う、、、

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