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研究と隣  作者: GAA
ルーセ編
5/7

帰還させる2/2

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死すべきものは死を。生きるべきものは生を。全ては平等だ。そうしなければならない。さもなければ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


主人公 アルス・ルイ は、タルムザン異常問題を解決するために 5時間ぶっ通しで訓練 した。

手は擦り傷だらけ、腕や足には打撲の痕がくっきりと残っている。


「……っつ」


指先を動かすたびに、筋肉が悲鳴を上げる。それでも、回復魔法で無理やり動ける状態にはしてある。



目指すは 杜氏洞窟(とうじどうくつ)。異常の元凶があるとされる場所だ。

そこへ至る道は険しく、最初の関門となるのが 薔薇の道。


一歩踏み入れた瞬間、鋭い棘が肌を裂く。


「くっ……」


腕に赤い筋が走り、ピリピリとした痛みが走る。まるで 炎に焼かれているような痛み。


(長居は無用だ……!)


剣で茨を払いながら進む。だが、何かいる。。。


カサ…カサ….


狂鬼だ。この剣が原因だろう。


「おりゃあぁぁあ!」


剣を振り下ろし、魔物を薙ぎ払う。


だが、問題はこの先にあった。


狂鬼の集落


杜氏洞窟は、 狂鬼の縄張り になっていた。

夜になると活発になる彼らが、洞窟の入口付近を徘徊している。


(正面突破は無理だ……)


数は 50以上。戦うには 消耗が激しすぎる。


「……なら、こうするしかないか」


主人公は 潜伏作戦 を決行した。

洞窟のある山の 裏側 に柵はない。そこから侵入する前に余った 錬成材を使って目立つ光を作る。


思わぬほど理想通りに進んで、戸惑ったが狂鬼たちは光のほうへ殺到した。


(よし……今のうちに)


主人公は洞窟の奥へ進む。


杜氏洞窟の深底部


洞窟の奥へと進むほど、 異様な気配 が濃くなる。

壁には 黒い瘴気 のようなものが浮かび、微かに脈動している。


(何か……いる)


嫌な予感はしてた。だが。


そして、次の瞬間――


「まさか同時に三体も戦わないといけねえことになるとは。」


グァアアガアァァァアアアア!


3体の重鬼が現れた。


鎧のように硬い皮膚。四足で地を踏みしめる異形の鬼。


「……多すぎるだろ」


アルスは 剣を構える。


戦闘開始。


死闘、そして……


まずは 洞窟の壁を蹴って回転斬り。

勢いをつけ、 一撃で仕留める――


「おりゃあああ!」


ズバァッ!


二体の頭が吹き飛ぶ。


だが――


「っ……!?」


一体が残っている。


気づいた瞬間には遅かった。


ズバァッ!


片腕が宙を舞う。


「……あぁ……?」


前の傷の蓄積もあった。

時間が止まったような感覚。


終わる。。今までの経験も意味ないほどに。


視界が揺れる。地面がぐらつく


いや、まだだ。


残りの力を振り絞る。


「とりゃあああああああああ!」


重鬼は死んだだろうか。


ガク

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読者よ。


主人公の展開は君が決めるのだ。


2月29日同時公開


主人公が死んだ運命を辿るなら、「信頼」


主人公がここで生きる運命を辿るならば、「家」


それぞれのエピソードを公開する。

次回 家


又は 信頼

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