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研究と隣  作者: GAA
ルーセ編
1/7

ようこそ。

この世界の地上には「魔物」が住み着いている。人類は世界の各地の洞窟で巨大都市(リメイ)を作り、地下で生活する事にしたようだ。また人類は魔物を洞窟に侵入させないように、職業「研究戦闘者(サイエンスハンター)」を作り、洞窟を守る事となる。研究戦闘者(剣術部門)に加入するために、タリー剣術専門研究学校(12年間)を通った主人公アルス*ルイ(アルスが名字)は、これから旅に出る事になる。

ある子供が「ようこそ」を受け取って18年後のことだった。ある子供アルス*ルイが18歳で、タリー剣術専門研究学校での卒業を迎えた翌日。私は鳥肌が立ったよ。「とうとう、外の世界を見ることができると知ってさ。この12年間は無駄ではなかったのだ」とね。

この学校で学んだのは、この世界の(ことわり)と研究剣術、魔法合成だ。魔法合成を扱うのは難しいと感じたので、剣や身体の研究に取り組む事にした。

卒業祝いで得たこの研究結果帳(スキルブック)は私の心臓だ。いや、研究戦闘者の心臓である。

この本は、前までに得た戦闘経験を元に、自由に好きな技を作れるのだ。

戦闘訓練と勉強は結構上位の方だった。だが、、、、いやなんでもない。

主人公はビクビクと震えながら、初めての敵「狂鬼(ゴブリン)」に剣を向ける。

そう、主人公は怖がりなのだ。本当にこの頃の私は。。。


「とりゃああぁぁぁぁ!」

狂鬼の独特な動きと、叫びに私は思わず剣をいつの間にか振り翳していた。


(ふう。。。何とか倒せた。。。のか?、違和感を感じるな。)

肩の骨折程度で済んだ。


…何故だろう。10体も倒したのに、倒した実感がない。

ただ、塵と化して消え去るだけだ。


この世界の人類はこの職業のために、ある技術を作った。それが、魔物探索機だ。魔物がどこにどれだけあるか、誰によって倒されたのか、それを踏まえて報酬が決まる。この時私は、600ルーネ(日本円だと3万円相当。(筆者より))を貰った。

違和感を感じつつも私は、今日の戦闘経験を活かして、初めて研究結果帳を使う。

私は敵を避ける方法を知ろうと思い、それに書こうとした。すると、

ん?

手が勝手に動く。

私は諸々(もろもろ)驚然(きょうぜん)とした。勝手に動いた手で書いていたのは、技名と、やり方だった。

今回は、横走(よこばしり)。剣を構え、避けたい方向に避けたい側の逆の足で蹴り上げ、斜め方向に飛ぶ。

わかりやすく注意点も書かれている。

やってみると、人間とはあり得ない速度で避ける動作ができた。これが、研究結果帳の効果、「ここに書かれたものは効果を倍増させる。」だったんだ。


親は俺が研究戦闘者になることを危険すぎると猛反対。でも、俺は洞窟の中で、ただ過ごすことが退屈で退屈で仕方がない。世界は広いんだから。


この世界には沢山の地下都市があり、それぞれの地下都市は地下鉄で繋がっている。俺はその中でも、まあ貧乏な方の人間だ。お小遣いが無い。そんくらいの貧乏人だが。でも、タリー研究学校は評価が高かった、この都市ルーセの誇りでもある。


この世界の最高都市であるウースゼを中心として。

この世の中の通貨制度はウースゼにあるルーネ地下市で決められている。


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説明

ルーネ

 基本的な金札。1ルーネ、12ルーネ、24ルーネ、120ルーネ、600ルーネ札がある。

日本円で順に、50円、600円、1200円、6000円、30000円

テー

 ルーネを細かくした金銭、5テー、10テー、20テー、40テー、

80テー、160テー、240テー(1ルーネ金銭)まである。240テーで、1ルーネ。

日本円で、1テー、0.2円相当だ。


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そう言えば、一番最初に買った武器は、刻然刀(シリウス)だっけなー。あの頃はあれが高いと感じてたもんなー、報酬が600ルーネしかないのに、学校から貰った鉄製の弱々しい剣で、12000ルーネ貯めれるか?って言われたら何も言えなかったからなー。鍛冶屋のおじちゃんと仲が良かったから、8000ルーネに値下げしてもらえたけど、辛かったなー。

脚注 この作品は、次回以降のエピソードを終えた主人公が今回のエピソードを振り返って語られている部分がございます。

!次回! 死と狭間

主人公の旅に期待あれ。

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