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直接交渉

「失礼、私はトッドといいます。バールアカイトからのお客様で合っていますよね?」

「な!何のことだ?」

トッドはいきなりぶっ込んだ。いいのかな?そんなんで。おじさん身構えちゃったよ?

「漁師の一人に確認したんだ。なかなか帰って来ないと心配していた。」

目の泳いでいるおじさんを押し退け、後ろの一人が前に出た。

「そうだとしたら、何だと言う。証拠でもあるのか?」

「いや、無いし証拠とか要らないよ。ただ私達三人を船に乗せバールアカイトに同行させて欲しいだけだ。頼めないか?」

誰も声を発せずその代表らしいおじさんを見た。

遠くで鳥の可愛らしさの無い大きな鳴き声が響いている。

「ちょっと待って兄さん、俺も行く、四人にしてくれ」

リードさんが割って入った。

「何だ、リードの兄なのか?」

「あぁ、そんなんだが」

トッドは頭を掻いた。

「何でそんな話しになってるんだ。父は知っているのか?」

「あぁ、連絡係になれって。俺は学校にも行ってないし顔を知られていないから国境からでもこっちに来られる」

トッドはため息一つ。

「そうゆうことか。いざとゆう時が有ったらお前を見捨てるかもしれないんだぞ」

それは、僕とリードさんどちらも危なくなったら僕を優先させると言っていた。

「もちろんだ!」

「わかった。すまないが四人頼みたい」

トッドの言葉を聞いてリードさんは嬉しそうだ。

「行ってどうする。あっちじゃ食う物は、魔物の肉だけだ。飢えないとしてもまともな神経ではいられない。物価が高いってのに、金の価値が落ちてる。金も無いと寝床にも困るぞ。」

そうだよね、普通なら行きたい人なんて居ないだろう。けど、それを根本から変えてやる!ルカトル侯爵の目論見を相手に見つからず、干渉もされないで潰すならバールアカイトの中からだ。そしたら、僕は自由になれるんだ。

「僕等を連れて行って下さい。お願いします。」

僕が頭を下げると、リードさんが慌てて一緒に頭を下げてくれた。

「頼むよ、ガオン!」

この人はガオンというのか。

「あぁ、わかったよ。知らねーぞ!」

僕等のやり取りを見ていた、周りは肩のちからを抜いた。

「さぁ、街に戻るぞ!」

ガオンさん達は歩き始める。

「あぁ、僕等はもうちょっと魔物を倒したいのでこっちから行きます。フィントの街で会いましょう」

「あぁ、何か、奢ってくれよ!」

「うあー、何だこの森」

先へ進んで男達は驚愕していた。

「さぁ、今度はこっちに行ってレベルを上げよう!」

僕等も場所を変える。勿論、リードさんは僕等に着いてきた。




──ガオン視点──


森は明るく歩き易い。突然変わった森の様子に皆驚いている。とは言え我がバールアカイトの森に入るともっと間隔が広い。と言うか、禿げた森だ。草食系の魔獣や魔蟲が食べ尽くしてしまう。

アイツ等に何があったか知らんがそんな場所に行きたがるとはただ事ではない。


ジーンマニの街に入り、ハンターギルドに向かう。全員が大きなリュックに満タン討伐部位を入れている。これだけ有ればしっかり稼げるだろう。それぞれの小遣いも渡してやれば、家族に土産でも買って帰れる。

「あの~、こちらは何でしょうか?」

受付の者が困惑して討伐証明を受け取ろうとしない。

「討伐証明だろうよ。当たり前だ。」

少しイラッとしてしまった。

「はい、こちらのバンジアッフェの討伐部位は換金できますが。他のはちょっと」

「は?」



ハンターギルドの仕事内容を説明され全員で膝から崩れた。





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