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逃亡の道中

朝目覚めるとすっかり昨日奪った温度は戻っていてもう暑い。二人は起きていて準備が終わっていた。僕も慣れない少女スタイルに着替えた。髪のリボンはルーが結んでくれる。

朝ごはんも食べ出発だ。その前に、

(ケイン、前方三十キロの魔蟲を集めて!)

『ハイハイ、魔蟲を回収!』

ケインが蟲団子となる前にケインを魔法の炎で包む。長径五十センチの火の玉は明るい今なら目立つことはない。次々、炎に突っ込んでは煙を上げ灰になっていく。

(よし、終わり。ケイン、灰の中から誠魂燈石を集めてくれる?)すると、一つケインに吸い付いた。(こんなに居ても一つか、何でこんなに少ないのかな?)

『さぁ?じゃあこの辺に落ちてないか集めておく?』(うんそうだね、頼んだ!)

『オケ!誠魂燈石を回収!』

ケインが引力を発動すると十個集まった。

「そうやって集めていたんですね」

トッドは初めてクリスがじゃらじゃら誠魂燈石を出した時を思う。

「その辺に落ちてんのか?お得だ」

ルーはそんな風に言うが、ケインはかなりの広範囲を集めて十個だ、普通には見つけることなど出来ない。

「これで道中、大きな魔物に注意すればいいよ」

魔蟲の大きさは五センチ位の物が殆どで気付かないうちに接近されることが一番恐いとテレサに聞いた。毒でもあったら大変だしね。


今日も雑談しながら進む。

ルーのお母さんについて聞いた。

「そういえば、お母さんとサムの向かった先のルーのお母さんはどんな人なの?」

「オレもずっと会ってなくて、覚えてはないんだが───」

ルーの身の上話を聞いて思い出した。

(そういえば、僕、自分のこと庶子だと思ってたことあったなぁ、お母さんは何処かの貴族の妾だと思ってた。旦那さんが直ぐそこに居たのに。あの時、お母さんに確認とかしなくてよかったぁ。あそこで変な勇気を出してたら、黒歴史だったよ。自分のチキンに感謝だ)



道中、荷馬車などとすれ違うことは一度もなくのんびり歩いたので、今日も同じく夜営をすることとなる。




旅を始めて、三日目、出発前に雨が降り始める。二人は外套を暑いがしっかり着てる。

僕は濡れた側からケインに集めて貰った。

(ケインは何でも出来るなぁ)




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