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相棒 と幼少期 11

魔法防御の手段を得て、異空間の性能を確認したが、レベル上げは休み。とは言え暇になったわけではない。ルーは、四歳に成れば剣の稽古してくれると約束していた通り、誕生日に特別に細く作った木剣をプレゼントしてくれた。皆も剣を習うことに賛成してくれている。それが今日より始まる。


冬ではあるがこの辺りに雪は降らない。よって稽古は外でやる。(うー、手が痛い)

素振りをしているだけだが、トッドが傍でしっかり見ていてくれる。

朝の稽古はトッドが、昼食後にサムが担当となる。おやつ休憩後は、ルーにソーシャルスタディを教わる。剣の約束をしたのはルーだったが、この世界について知りたいとお願いしたところ、一番教養があるのはルーだと皆の推薦で決まった。ルーはいったいどのように育ったんだろ?

要らないことを考えていたらすぽーんと木剣が滑って飛んでいく。「ごめんなさぁい」

「いえ、怪我はありませんね?今日はここまでです。中に入って温まりましょう」

トッドは、木剣を拾って目前にしゃがみ僕の両手を自分の手で包み温めてくれる。

(温かい、気持ちいい)


中で温かいお茶を貰って復活したら、次の稽古まで廊下でバク転ショーの開始。

以前は四回転で端まで行っていたが、今では二回でたどり着く。練習を繰り返してジャンプ力が上がってきたと刷り込みに必死なのだ。

その甲斐あって皆、僕が体を動かすことが好きで得意だと思い込んでくれている。しめしめ上手くいってるんではなかろうか?偽装工作は順調です。

午後のサムの指導の後は屋敷の周りをサムと追いかけっこして走りこみもした。

「もしかして私の真似ですかね?」

ルーは毎日屋敷の周りを交代したら直ぐ走り込んで見張りを終える。「うん!どう?僕速い?」


そんな毎日を繰り返す冬の一ヶ月。









「何も手掛かりの無いまま か。」

「えぇ、魔物たちの怪死について分かっているのは中央森林内の魔物の尽くが屍体で発見されたということのみ」

「それのどこが分かったことだ と?」

目の前の机に両肘をつき手を組んだ男に睨まれ、後退りそうになり、上半身を反って耐える。

「しかし、森の外には見つかりません。調査を続けますか?」

「いや、止めておく よ。 予算がもう割けない」

森に狩りに入る近くの村々から、ギルドへ報告があり調べることになったが、調査期間が長くなった分予算を多く消費しただげで冬となった。もう、諦める他ないが、何か気になってしまう。




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