表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/23

とりあえず殲滅しよか

俺は大きな平原に横たわっていた。


「ここが異世界か......」


俺は受験という苦痛から一気に解き放たれ初々しい気持ちで第一歩を踏み出した。


「で、どこに行けばいいのかな」


そう一番大切なことを聞いていなかった。

だいたいゲームなどでは街の近くに転生したり美少女がモブにいじめられてるなどのなんだかんだハプニングがあるはずなのだが平和そのものだった。


「少しは冒険したかったのにな」


そして歩いていると人が作ったような道に出た。

雑草がそこだけなく一直線に続いていた。


「とりあえずこれを頼りに進むか」


これ以上の手がかりもなくとぼとぼ歩くだけだった。


「なんもねーじゃん。異世界もこんな感じになのかな....」


正直、今のままだと地球と同じだ。ゴブリンや大きなドラゴンなどはいないし、ましてや人すらいるのか疑うくらいだ。


そういえば銃って使えるのかな。


そう思い俺の着ている服を触るとポケットに一枚の紙が入っていた。


「なになに、銃の出し方」


それによると手のひらを上にして銃の名前を言うと勝手に出てくると書いてあり多分爺さんが書いたものだろう。


「じゃあ.....ハンドガン!!!」


なんにも起こらずただただ時間だけが過ぎていった。


名前って銃の名前のことかな?


続いてもう一度手のひらを上にして今度は銃の個別名で呼んでみる。


「上手くいってくれよ。m1911!!」


そういうと俺の手に銀色のハンドガンが召喚された。


やったあああああああ!!!


俺は感激のあまり飛び跳ねていた。

それにしてもかなり精巧に作られているのか結構重かった。

m1911はハンドガンの中でも威力が高い銃だ。しかし威力が強いため生半可な筋力では腕がちぎれかねない。


「とりあえず何発か射ってみるか」


俺の目の前にちょうどいい木が立っていたのでそれを的にして狙いを定める。

すると視界に赤色の十字が見えた。


「これも神様のおかげかな?」


ゲーム感覚で狙う事が出来るのでとても簡単だった。

十字を狙いたい場所に中心を合わせて引き金を引く、ただそれだけだった。


バン!!!


木の破片が散らばりかなりの銃声が鳴り響いた。


さすがは本物だ。両手で持たないと銃が吹き飛んでしまうところだった。

やはり肉体改造はしないとダメらしい。

受験期の高校生にはかなりきついことだがな。

そう思いながら俺は再び歩き出した。


「つまんないな.....」


ここまで来て何もないとなるとは思っても見なかったことだ。


「なんかないかな......」


新しい冒険を待ち望みながら数時間歩き回った。

そして森を抜けると大きな街が見えた。


「おお!街だあああ。ってあれ?」


着いたのはいいのだが大きな煙が街から上がっていた。


「なんだ火事か?」


俺はすぐさま近くによって行く。しかし遠いので見にくかった。

そんな時には銃を使えばいい。


「頼むぞ!AWM!!」


そう言うと手のひらの魔法陣からスコープ付きのスナイパーライフルが出てきた。


「よし、成功だな」


AWMとは、スナイパーライフルの中でも使い道が幅広く癖がないのが特徴てきだ。しいて言えば弾を射つ度にリロードが必要なところくらいだ。

また今回のスコープは40倍スコープのようだ。


「おお!よく見えるなあ〜」


スコープに目を近ずけると街の状況が直ぐに把握出来た。

ただの火事のようだが少し違った。


街の中では

............


「くそ!!離せ!!」

「無理なことだな。お前らは魔王様の配下となってもらう」


(せめて武器があればこんなやつなど......)


「おっ!ヘル様、街の住人は全て捉えました」

「ご苦労、それで私の気に入るようなやつはいるかい?」

「へい、若い女ならそこに....」


そう言っていかにも悪役のモブが指を指す。

そこには子供だろうか。そのくらいの女の子がたくさん囚われていた。


「ほほーん、亜人種ね〜〜」

「どうですかい?」

「かなり痩せ細っているが、こいつは奴隷かい?」

「離せ!!」


銀髪の少女が暴れようとするがほぼ無力だった。


「活きのいい亜人種だね。こいつは犬系だね」

「そうっすね」

「離して!!」

「ちょっと静かにしてやりな」

「「へい」」


そう言って何人もの男が銀髪の亜人を蹴ったり殴ったりなどの暴力を始めた。

俺は正直見ていられなかった。


「殲滅しよか」


俺はそう思うとすぐさま行動に移した。

まずは敵の強さがわからない以上、遠距離からの狙撃が一番だ。

AWMにサプレッサーをつけ大量マガジンに切り替える。そしてギリースーツを召喚し着て狙いを定めた。


「少し待ってろよ.......そこだ!!!」


プシュ!!


サプレッサーのおかげで銃声がほぼなかった。

そして男達の一人の頭を撃ち抜いた。


「な、何事だい?」

「わからないっす。どこからか射たれたみたいっす」


敵が慌て出し周囲を警戒し始める。

しかしここからが本当の殲滅である。


「さあ、ヘッドショットのお時間だ」



皆さんこんにちはこんばんは永久光です!!!

今回の投稿を読んでいただき誠にありがとうございました。今回はどうだったでしょうか。まだ二話目ですが自分なりにゆっくり書いていこうと思いますので世界の終わりみたいに短編のようにならないよう努力していきたいと思います。

最後に評価と感想を忘れずに!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ