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9話:異世界料理


 料理屋のお店の扉を開けるとそこには、白のコック帽子をかぶった男性とメイド服を着た妊婦さんが忙しく動き回ってた。男性をよく見ると俺がいた世界で、雑誌やテレビによく出ていたイタリア料理で有名な人だった。俺は目が合ったので思わず……


「西園寺さんですよね!いつもテレビで観てます。俺、大ファンなです!!」


『えっ?私は田中ですが……』


 1文字どころか奇跡的に文字数さえも、合ってない。どこで間違えればこうなるのか自分の記憶力が怖い……ガッリ名前を間違う大ファンって、ただの冷やかしじゃねーか!


「すみません…………。間違えました。」


『いえいえ。気になさらないで下さい。日本人のかたですよね?もう少しでピークが終わるので良ければ、少しだけお話しませんか?お願いしたい事があるで……』


「ハイ、日本人です。こちらこそ聞きたい事が有るので、お願いします。」


(俺にお願い?何の事だろ……?)


 そして俺達は、テーブル席に案内され席に着いてメニューを見たら、数種類のパスタとピザが書かれてあったので、俺はシンプルにペペロンチーノのサラダセットをルーシーとフェルには、ミートソースのスパゲティーのサラダセットを注文した。店内は大勢の客さんで賑わって繁盛していた。


 しばらくすると先程のメイド服を着た妊婦さんが、人数分のパスタとサラダを持って来てテーブルに並べてくれた。


『お待たせしました。食べ終わる頃には、主人の手が空くと思うので……その頃にまた来ますので、どうぞごゆっくりと。』そう言って妊婦さんは慌ただしく仕事に戻って行った。


 食欲をそそるガーリックの匂いがたまらず、俺はフォークを手に握り締め、たまらずパスタを口に入れたその瞬間ガーリックとオリーブオイルの食欲をそそる香りが鼻に抜けて唐辛子のピリッとした辛味が舌を程よく刺激し、香ばしいベーコンのうま味が口いっぱいに広がっりパスタのモチモチした食感を楽しませてくれる………


『『「何にこれ?………うまっ!!旨すぎる」』』


 旨すぎて俺達は、食べる手を止める事を忘れて黙々と食べ進めた。その所為(せい)で速く食べ過ぎてしまった……。決して、悪いのは、俺達じゃないからな!!ルーシーはいつものように、口の回りをソースでベトベトにして大満足していた。


 俺達が、食べ終えるのを確認した奥さんが食器を片付けに来てくれた。

 

 『こちらのコーヒーはお店からのサービスです。すみませんが、もう少し御待ちください。』


「ありがとうございます。それではゆっくりと待たして、もらうのでお気になさらず。」


 その言葉を、聞いた奥さんは他席の片付けに向かった。

 ルーシーとフェルの二人を残す意味がないし。ルーシーは、お腹いっぱいで今にも寝そうなのでフェルに、先に宿に連れて帰って貰った。


 しばらくして俺、以外のお客さんが帰り後片付けを終えた夫妻がやって来た。お店には俺と夫妻の3人だけだ。


『お待たせしました。こちらは妻のミラーノです。で私は今ナポリを名乗ってます。』


「ベルを名乗ってます。少し前にこの世界に来たばかりです」


 自己紹介が終われば、一方的に2時間ぐらいほとんど、のろけ話だった。俺には拷問だった!!


     ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 のろけ話以外の内容は、異世界召喚には毎回テーマが有って、1回目は「異世界の古竜」を呼び出したが、いないものは呼べなくて失敗に終わり。

 2回目は「異世界の強い生物」を呼び出したら動物が2体と飼育の1人召喚されたが、力は有ったが知識がなかった為に、3回目の召喚で「異世界の有名人」で呼び出されたのがナポリさんと2人は女性が召喚された。今度は、知識は有るが力がなかったらしい。

 ナポリさんが聞いた話では4回目の召喚は「異世界の………」を呼び出す予定で俺達が呼ばれたらしいが……っても俺は巻き込まれた、だけだが。1度召喚すると再度、召喚する魔力を貯めるのに2年間かかり、その二年間は呼び出せなくなるらしい。


 ナポリさんも、俺と同じで戦闘力がなく、国に捨てられこの世界の住人ミラーノさんと出逢い、結婚して今に至る。 この国を出ないのは、もうすぐ子供が生まれそうだから国境までの長旅はできないと。そしてお店の場所は家賃が安かったからと………


 その中でも俺がこの異世界に来て、1番の驚いた情報は…………………………………………………。




 ナポリタンとオムライスが日本発祥の日本食だって事だ!今まで36年間もの間、俺はずっとイタリア料理だと思っていた……

だが…この貴重な情報をこの異世界の誰かに伝えても、全く意味がないのが残念でしょうがない……!



 それでお願いしたかった事とは、この世界の人達は【ハーブ】や【香辛料】を使う文化が、まだない為に雑草との区別が付かないそうで森に生えてるのを見つけて来て、売って欲しいと。

 俺にはアイテム鑑定のスキルが有るから間違わずに探すのは問題ないし、お金を稼げるなら断る理由がないので依頼を受けることにした。


 でも……今日はもう遅いので宿で泊まり明日から探索する事にした。

 

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