2/999――二人と審問官、そして賢人会議
「どこ? ここは」
「……助かったらしい。眠り姫」
人類は致死ウィルスの漏出により絶滅の危機にあった。
地球からの脱出船が、あらゆる可能性を探り旅路に出たのは数年後だった。
冷凍睡眠から目覚めたのは僅か二人。
精神での通信を専らとする種族が彼らを拾った。
彼らの評点が下がれば救出されない。
上がれば救出の為に地球まで赴くという。
全ては二人と「審問官」の対話に任される事に成った。
綽名、生殖鬼と天才少女の二人は。
「……助かったらしい。眠り姫」
人類は致死ウィルスの漏出により絶滅の危機にあった。
地球からの脱出船が、あらゆる可能性を探り旅路に出たのは数年後だった。
冷凍睡眠から目覚めたのは僅か二人。
精神での通信を専らとする種族が彼らを拾った。
彼らの評点が下がれば救出されない。
上がれば救出の為に地球まで赴くという。
全ては二人と「審問官」の対話に任される事に成った。
綽名、生殖鬼と天才少女の二人は。