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おててはしっかり洗いましょう
暖かくて安心する。俺は目を瞑り、全身を継人に預けた。
「はる、大丈夫だ。俺ははる以外を愛することはないし、これからも妻はお前だけだ」
「うん、ごめんなさい…。俺、継人に迷惑かけちゃった」
安心しろと囁きながら頭を撫でてくれる継人。
俺が嫉妬したことに気付いたのかどうかはわからないけれど、罪悪感が半端ない。
ただ、後方で、うわああ、あいつロリコンかよ…。て聞こえたのは気の所為だろうか、いや気の所為じゃないな。
許さないよ女神と名乗る糞女。継人はロリコンじゃない。ただ女が女になった年齢が14歳の時だからそれ以上成長しないだけだし、継人の自称元カノの糞女がいたわけだからロリコンじゃない。
たまに職質されるけど、それはしょうがないと思う。免許証見せれば問題ないし。
とりあえず継人はロリコンじゃない。
だから女神を始末しようとした瞬間、継人に顔を片手で向きを変えられキスされた。
「今は俺だけを見ててほしい…」
「ふぁい…」
一瞬、女神のドン引きしてる様な引き攣った表情が見えた気がしたけど、もうどうでも良いかあ。