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#私とリア充になりたいやつRT


リア充とは.....


《「リアル(現実の生活)が充実している」の 略》ブログやSNSなどを通した関係ではなく、実 社会における人間関係や趣味活動を楽しんでいる こと。または、そのような人。インターネットな どで使われる俗語


多くは恋愛が上手くいっている人達を呼ぶ。異性で交際している人たちのこと。


私はリア充が嫌いだ。

いつでもイチャイチャしやがって。

平気で屋外でキスしたり、腕組んだり、挙げ句のはてには「ちゅープリ」とかいう、プリクラでチューしながら撮って携帯電話の裏とかに貼ってるような奴らだ。

私はそんな現実を楽しんでいる奴が嫌いなんだ。


でも勘違いするな。

私はリア充が嫌いだが、リア充になりたくないわけではない。

むしろ、その、なりたいよ。うん。

イチャイチャだってしてみたいし。

ち、ちゅーだってしたい。

でもな?お前ら分かってるよな。

現実はそう上手くいかないって。



そう。私はいつでもそうだった。

いつも現実に打ちのめされた。


小学校の時、バレンタインデーに好きな男の子にチョコを渡した。

その男の子は成績優秀、スポーツ万能、さらにイケメンときた。

そりゃ女の子にはモテモテだったさ。


私もその男の子が好きだった。

だからバレンタインデーの前の日には料理ができない私が一生懸命バカみたいに想いを込めてチョコを作った。

次の日、学校に誰より早く行ってその男の子の机の中にチョコを入れておいた。

私にとってはそれだけでも勇気が必要だった。

ドキドキだってしてたさ。



だがどうなったと思う?

大体分かると思うが。



帰り際、下駄箱を見ると外靴の中に私の作ったチョコが入っていた。

受け取って貰えなかった。

それだけならまだいいさ。

靴の中にはチョコの他に手紙が入っていた。


私の中では


(ごめん、気持ちは嬉しいんだけどさ。俺には好きな奴がいるんだ。本当にごめん。)


こんなこと書いてあるんだろうと思った。



しかし開けて見てみると


「お前さ、机間違ってんぞ(笑) 好きな奴の机くらいちゃんと覚えとけよ!あ、ちなみに今日彼女ができたぜ!!」


だとさ。



私はショック過ぎて上履きのまま帰っちゃったよ。

ちなみに返されたチョコは帰りに通りかかる公園にいた鳩に粉末状にして食わしてやったよ。



あ、いい忘れた。

リア充昇進おめでとうございますm(__)m





そんな過去を背負ってしまった (正確には背負わされた) 私は男というものが苦手になった。


苦手になっただけで嫌いというわけではないぞ?

カッコイイ男はもちろん好きだ。

お付き合いしてみたいとも思う。

そう今だって.....





私は佐藤楓(さとう かえで)

今はとある中学校に通う2年生。

つまり華のJCだ。

顔は中の中(自称)。

どうだ?私を貰わないか?

今すぐ嫁に行ってやるぞ。



今私は自分で言うのもなんだが、人気者だ。



学校で?

ばかか。

私が現実で人気者になれるわけがないだろう。



ネットだよ。

私は今ネットの世界じゃ人気者。

友達だってたくさんいるさ。

ネットの中だけならな。



私は中学校の入学祝いに親から今流行のスマートフォンを買ってもらった。


そのスマートフォンで始めたのが、今や多くの人が利用している「ツイったらー」だ。



ツイったらー。

わかる人にはわかると思うが。

一応説明しよう。



ツイったらーとは。

自分の身の回りに起こったことや思っていることなんかをつぶやくサイトさ。

他人のつぶやきを見て会話したりできるサービスってこと。

多くの有名人なんかも利用している有名なサイトなんだよ。


一般につぶやきをツイートと呼ぶ。

またツイートに対しての返信をリプライ、略してリプと呼ばれている。


その中で友達として登録するシステムがフォローだ。

フォローすればその人のつぶやきを見れるし、フォローされれば自分のつぶやきをその人が見れる仕組みになっている。


自分をフォローしてくれている人をフォロワーと呼んでいる。

つまりフォロワーが多ければ多いほど自分のつぶやきをより多くの人に見てもらえる。

さらにいいツイートはリツイート(RT)といって自分のフォロワーに見せることができる。


つまりだな。

名言をつぶやく人はフォロワーが多かったりするというわけだ。

フォロワーは10000を越えれば間違いなく多い方だろう。

ちなみにフォロワーが多い人は普通にリプを返すのではなく、大抵をリツイートで返信することがある。

自分宛てのリプの大抵をリツイートで返信するのも人気の証拠だ。



ん?人気者の私のフォロワー数?

ふふふ、聞いて驚くなよ?



なんと.....9500人だ!!



びっくりしたろう。

現実では友達がいない私がネットにはこんなにも私と仲良くしてくれる友達(フォロワー)がいるんだ!

はっはっはっ!

待てよ。

なんか今自分で悲しいこと言わなかったか?

まぁ、いいか。



そんな私のツイートを多くの人が見ているため



[ おはよう(´∀`) ]



とツイートすれば30人以上から返事が返ってくる。

そうすれば朝から幸せなわけだ。



私はネットの中ではこんな口調ではなく、上品で女の子らしい清楚なツイートを心がけている。

だからフォローされたらフォローし返すのもモットーだ。



自分を紹介するプロフィール欄には



「ちゅーがく2ねん(*ゝω・*)ノ どんな人でも絡むもんね(`・ω・´) 楽しいのが1番だよヾ(o´∀`o)ノ」



と自分でも吐き気がするレベルの事を書いている。

え?これは詐欺じゃないよな?

女の子らしいよな?



ちなみに私は「かわはぎ」という名前でツイったらーをしている。


なんで「かわはぎ」かといえば始めた頃、いい名前が思いつかず、テレビを見ていたときに、 やたら園長と呼ばれている有名人となぜか頭のいいチンパンジーが仲良くしている動物番組で、かわはぎが出ていたからだ。

ただそれだけ。


よく絡む人には「かわちゃん」なんて呼ばれている。

グッヘヘヘ。



ツイったらーについてはこのくらいの説明で十分だろう。





そして私は今何をしているかというと。

朝起きて、おはようツイートをしてリプが返ってきてニヤケている。

まぁ、これが私の朝の日課だ。

ふと時計を見ると



「やべ、もうこんな時間かよ。学校めんどくせぇなぁ。」



そんなことをいいながらモソモソと準備し始める。



今日から2年になった。

昨日まで春休みでやることもなく、遊ぶ友達もいなく、1日中ツイったらーをしていた。

その生活を春休み中続けていた。



なので昨日ツイったらーでフォロワーに



[ かわはぎちゃんって最近ずっとツイったらーにいるよね?(´-ω-`) ]



とリプが来たので、焦って



[ そんなことないよ!毎日勉強しながらツイったらーしてるから(´・ω・`) てゆうか GAL@XIA(Remember U) さんってば私のツイート見すぎだよヾ(ーー ) ]



と冷静な対応かつ女の子らしさを忘れずに返信する。

実際の私の心の中では


(あぶねぇぇぇwwww ネットの中にまで現実では、ぼっちとか思われたら私の住む場所ねぇよ(汗))


となっていたのはいうまでもない。



んで、今は朝飯を食いながらツイったらーを見ている。

左手でパンを食べながら右手でツイったらー。

これが私の朝の基本戦闘スタイル。

親には注意されたが繰り返してると親も諦めたらしく、もう気にもとめない。


頭の中は、ずっと学校の事ばかりがグルグル回り、学校行っても仲いい友達いないしなぁ。


だからツイったらーで



[ 今日から新学期(´・ω・`) 学校めんどーい(´;Д;`) ]



とパンを頬張りながらツイートする。

決してぼっちとはバレないように。



すると2分後に SAsh@新学期が始まったのでツイ減 さんから



[ 頑張ろうぜ!確かにめんどいけどなw ]



と同じ学生さん来たので、心の中では


(ちっ、てめぇは友達たくさんで羨ましいな、おい。)


とか思いつつ



[ そうだね!一緒に頑張ろ(*゜v`)ノ♪ ]



と返した。

そうしてるといつもの家を出る時間になったので家を出る。

もちろん行ってきますツイートは忘れない。


私の学校は校則が緩く、携帯を授業中以外なら学校使用してもいいという私にとって禿げるほど嬉しいことだった。



学校へは大体歩いて30分くらいの距離で私は登校中もツイったらーを見ている。


ツイったらーはツイートに画像を添付することもできる。


なので私は歩いている時に見つけた綺麗な花が咲いている木を撮った。

もちろんファンサービスは忘れない。

撮るときに端の方に写るようにして、手でピース。はい。パシャ。


私は撮れた画像を確認した。

よし、なかなか上手く撮れてる。

ふふふ、我ながら完璧だ。



すると笑い声が聞こえる。

気になって私はそちらを見る。



そこには笑いながら私を見るリア充共がいた。

おそらく一緒に通学しているんだろう。

私が画像を見ながらニヤニヤしてる所を見られたらしい。

恥ずかしくて私は早歩きで学校に向かう。


(くそっ!なに見てんだよ!てめぇらリア充なんか爆発しっちまえ!!)




そうして、さっきのリア充共と差ができたので、さっき撮れた画像を添付してツイートする。



[ 見てー綺麗な花だよ(・∀・*)ノ 春だねぇ (´Å`) そーいえばさっき一緒に通学してるカップル見ちゃった(*´з`) 私も彼氏欲しいなぁ← ]



とさっきの情報も一緒にツイート。

すると学校に着く寸前に返信が来た。

リプを送ってきたのは happy さん。



[ めっちゃ綺麗じゃん!! かわはぎちゃんみたいな性格いい子ならすぐに彼氏くらい出来るよ! ]



そんな返信が来て、近くにたくさんの生徒がいるのに思わずニヤケてしまう私。

しかしさっきの二の舞にならないように必死に抑える。

嬉しすぎて早く返信を返そうとする。



[ おい!まじか!!!ならお前が私の彼氏になれよ!!!!!幸せすぎワロタwwwwwwww happy たんマジ天使☆ ]



と書き終えツイートボタンを押し.......



ちょっとまったああああああ!!!!

マッハを越える速さで入力した文章をすべて消す。


(あぶねぇ!!もう少しで自分で自爆してネット界から消えるとこだったよww まじナイス(キリッ )


そしてバクバク鳴っている心臓を落ち着かせて文章を入力する。



[ でしょー?(〃゜艸゜) もうそやって、いつもからかわないでよ(ノv`*) ]



次は大丈夫。

よく確認してツイートする。


まじであぶなかったぜ。

心の声をそのまま文章化しちまった。

気を付けないとな。



安心して気を抜いて歩いていたら、友達と一緒に通学していたらしい同じ学校の生徒にぶつかってしまった。




「す、すいま......」


「大丈夫!?」



こっちが謝るよりも先に心配してくれた。

こんなのは初めてかもしれない。

やべ、ぶつかっときながらナイスすぎる対応に嬉し涙が出そうになる。


私は俯きながら謝っていたので、そんな天使みたいな人の顔が一目見たくて顔をあげた。



「ねぇ、大丈夫?」



そう聞かれたが何も言えなかった。

だってその天使みたいな人は、本当に天使だったんだから。

背は高くて超がつくほどのイケメン。

やばい。出会ってしまった。

本物の天使に......



「え?大丈.......夫?」


「は、ひゃい!」



その人の顔を見つめすぎていたのだろう。

相手がちょっと心配そうな顔で見つめてきた。

今度は返事をしようとしたのに、緊張のあまり声が裏返ってしまった。

やっちまった。そう思っていた。

だけどその人は



「君、面白いね!じゃあ大丈夫そうだからもう行くね!!」



そう言い残して行ってしまった。

ああ.......もうちょっと見ていたかった!!

しかし私の手は本能的にガッツポーズを決めている。

今の気持ちをツイートしたい!

だがどう文章にしても気持ち悪くなりそうなのでやめておく。



え?その気持ちを素直にツイートするとどうなるかって?

んーそうだねぇ。



[ おいwwwwwwwwww今日まじwwwwwwwwwツいてるwwwwwwwwww w朝から2人もwwwwwwww天使いたwwwwwwwwwwwその内の1人はwwwwwwwwwwリアル天使wwwwwwwwwwwコポォww]



こんな感じかな?どうだ?

TLで清楚なイメージの女の子が急にこんなツイートしたらフォロワー半分間違いなしだよな?

だから心のツイートボタンをそっと押しとくよ。

宛先?...............あの人/////



ってただのばかじゃねぇかよ。



にしてもあの人カッコよかったな。

あんな人とリア充ライフを送れたらな。

やべ、またニヤケっちまう。


あの人校章の色からして3年だよな?

まぁ、3年なんかとは関わったことないしな。

年上かぁ........ごくり。

うん。悪くない。


名前聞いとけばよかったなぁ。

私を相手にしてくれるんだから、もしかしたらもしかすると友達になれっちゃったりしてな。

えへへのへ。


また話せるといいなぁ。

そんな事を思いながら校舎へと入っていく。

下駄箱で靴を履き替えて教室に向かう途中にちょっとツイート。



[ 今日はいい日だなぁ(*´ I `*) ]



とツイート。

教室についた頃に返信が 異国の勇者 さんから来ていた。



[ かわはぎさんがいい日なら、私も今日いい日な気がしたりします。 ]



私の幸せをフォロワーさんに運んでおくれよ。

なんてバカみたいな事を考えつつ席についてまたツイったらーを見ている。



学校での授業以外の基本防御スタイルはこれな。

メモっとけ。テストに出るぞ。

んじゃあ今日もフォロワーさんと一緒にがんばるんば。




そんなのんきな事を考えていられるのも今だけだった。

まさかあの人とあんな事があるなんてな。



ここから先はR-18指定.........なんてな。







はい!ちゃです!

今回は「リア充?なにそれ美味しいの?」を読んでいただきありがとうございましたm(__)m



前回の小説「黒い王子と白い姫」に続き第2作目です!前回は能力系バトルものだったのに急にラブコメですw いや、正確にはコメディ?w



ただの作者の思い付きの設定を物語にしました。

今回はあれですねw

ただのぼっちが主人公ですww

しかも女ですね(*´з`)


そのぼっち野郎がリア充になりたいという夢をツイったらーというSNSサイト.......つまり、あれですよ。あれ。え?わかるよねww



しかも物語にでてくるフォロワーさんの名前はガチなフォロワーさんの名前です!!

募集して使わせて頂いております!!!

名前使ってもいいよという方は「ちゃ」のアカウントまでリプライ送ってください!


ID @yyy_01


今回は4名の方の名前を使わせて頂きました!

次回はもっと使うことになりますねw

今回はツイったらーのシステムについて説明したりしたんでw



なお作者「ちゃ」のブログもどうぞ!

後書きでは書ききれないことを書いていきます!

コメントもお願いします!


あ、とても大事な事をお知らせします!

実は本作品にでてくる主人公のアカウントを実際に作りますたよw


ID @yyyy_01

名前 かわはぎ@リア充?なにそれ美味しいの?


です!!

合い言葉「不味い」

をリプライで送ってください!

合い言葉がなければこちらからフォローしません!

小説の情報などもツイートします!

よかったらフォローしてくださいね!!!




アドバイスや感想を頂ければ死ぬほど嬉しいですw

待ってます!



後書き長くなってすいませんでしたm(__)m

あと、今回「リア充?なにそれ美味しいの?」を読んでいただきありがとうございましたm(__)m


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