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僕は壁や天井を走り回る、時には宙を舞う奴らを次々切って行った

「壁に傷が着いちゃった」

「もう少し綺麗に切れると助かる」

「だから僕実践向きじゃないんだって!」

「だが家が崩れたら困る」

「困るのはこっちだよー」

その日は残骸を片付けて終わった、元はそんなに抵抗無かった奴らだが今は見るだけで吐き気がする、心無しか足音がまだ聞こえる気がする

「明日も特訓だ」

「明日はまともな訓練にしてよね」

僕はノアを睨んだが、奴は不敵な笑みを浮かべている、僕はこんな毎日は送りたくないと心の中で神にお祈りした、ふと奴の足音が聞こえ見るより先に手元にあった箸を1本をそちらに投げた、見事奴を仕留めるとノアは真剣な顔になった

「明日また来い」

「またお迎えかな?」

僕は素朴な疑問を投げたか、あっけらかんとしたその態度にまた真剣な表情をしている


また翌日、いつもと違うルートで学校から帰った、昨日の様な事は勘弁だと思ったからだ。だが無情にも目の前にまたあのバンが止まった

「逃げてるつもりかい?」

赤毛の綺麗なロングヘアの女性が降りてきたが、その声は男そのものだ

「逃げれないかーGPSどこに付けてるのか教えてー」

「カバンを新しくしたのか、無駄な事を」

「マジでどこにGPS付いてるのー」

僕は泣きながらバンに乗った、早めに従順な態度をとる僕にジョゼフは驚いていた

「今日はnobuto様のお好きな曲を聞きましょう」

「ありがとー!でも僕音楽好きな訳じゃないから任せるよ!」

あっけらかんとしている僕にジョゼフは苦笑いをした

「やけに大人しいな」

ノアが助っ席から覗き込んできた、サングラスをずらしジッと見つめてきている

「もうね、無駄に抵抗しても意味無いのよ」

ノアはため息をつき前を見て座り直した、例の空き家に着き、また麻袋を持っている、例のごとく動いている

「もー今度はなにー」

「コイツらを捕まえて貰う」

そう言って室内で解き放たれたのは野ねずみだった、一体何処から捕まえてくるのか毎回不思議だ、僕は刀を構え、鞘から抜かずに1匹づつ脳天を打って行った

「何故切らない、鞘がダメになるぞ」

「んーなんかこっちの方がいいんだよね」

そう言って僕は次々捕まえ、麻袋にしまった

「毎回なんの訓練か分からないけど命は大事だよ」

「これからはそんな事も言えなくなるぞ」

ノアはそう言って麻袋に油を垂らし火を付けた

「あ!なんで燃やすの!」

「夕飯の怨みだ」

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