推薦105名、任命99名、残り6名が不明
「まず、事実関係から確認させていただきます。推薦が105名、任命が99名、6名が任命されなかった。それで間違い有りませんか??」
「99名が任命された。それが政府の決定事項です」
「だから、6名は、何故、任命しなかったのですか??」
「推薦105名の内、99名を任命しました。それが事実であります」
「だから、6名が任命されなかったのは事実か? と聞いているのですが、どうなんですか?」
「その6名は既に消去されたと聞いています」
「はっ?」
「推薦105名に対し、任命が99名、任命されなかった6名は、既に、どこにも存在しない。それが事実であります」
「『既に、どこにも存在しない』って、どう云う事ですか?」
「小職の職務の範囲外の事案なので、お答えいたしかねます」
「いや、意味が判りません」
「そう言われましても、下手な事を公の場で発言すると、小職も消去さ……うわぁっ‼」
「おい、参考人は、どこに消えた⁉」