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序章9

Gガンダムは神アニメ

あれかれ二年、1046年4月、帝国は一時期は中央の都市ガーランドにまで攻め込まれ陥落寸前まで追い詰められたが徐々に態勢を立て直し反撃に転じ遂に王都ケルディアまで押し返した


僕は軍に志願した、父ガルシアの息子というコネで入隊することは出来た、しかしガルシアの息子ということで人一倍訓練は厳しかった


部隊に配属されてからしばらくは後方支援だったけど国境を越えてからは後詰めや残党掃討だが戦闘に参加する事も出来た、家族の命を奪った王国兵を殺せる……僕の戦う理由はそれだけだった……


「城壁を囲め!一人も外に出すな!」


「投石部隊の配置を急がせろ!城壁を越えて直接町を破壊させろ!」


「油瓶と松明を用意しろ!町もろとも住民を焼き殺せ!」


帝国軍は殺気立っていた、これまで王国軍は奇襲や毒を飲み水に使う井戸や貯水池に流したり市民を直接攻撃したりと非道な戦いを繰り返してきた


報復とばかりに帝国も捕虜は捕らずに王国兵や逃げ遅れた王国の民を殺してきた、殺戮には殺戮で返す帝国のやり方は過激に思えるが僕も家族を殺されたんだ、躊躇いも後悔もなかった


ターナー「アルフ、緊張はしてないな?」


アルフ「はい、この戦いで王国を滅ぼせると思うとワクワクしてきますよ」


ターナー「俺も君と同じ気分だ、俺の嫁と息子も奴らの流した毒で死んだ……これからの戦いを考えると武者震いがするよ」


僕はターナーさん率いる第2大隊所属の第3小隊に配属された、比較的新兵が多く前線に出ることは少なかったがそれでも哨戒中に戦闘したりと実戦経験がないわけではない


ケリー「アルフ君、殺気立つのは良いが無茶はするなよ」


アルフ「分かっていますよ、生き残ってちゃんとした家族の墓を建てるって決めてるんですから」


ケリーさんは第3小隊の副隊長を務めてる、父を失った僕を心配して第3小隊の配属を希望した


ターナー「ケリー副長、アルフはしっかりしてるよ、心配しなくても大丈夫さ」


ケリー「……だとよろしいのですが」


「破城槍はまだか!早く城門をぶち破れ!」


「破城槍が到着しました!」


「よぅしぶち破れぇぇ!」


ターナー「城門の破壊が始まったな……先発部隊が突入し主力部隊が続いて突入……俺達は後続部隊として後から突入するぞ」


ケリー「了解」


アルフ「了解しました」


「城門を破ったぞぉぉぉーーー!!」


「先発部隊!突入ーーーー!!!」


怒号の声を上げて先発部隊が王都に突入した、既に市街は投石によって壊滅状態だった、この戦いは帝国の勝ちだ……ここまで追い詰められ物資も人員も無い王国に勝ち目はない


手柄に興味はない、ただ王国の人間を殺して立派な家族の墓を建てる……それだけだ


でもそんな考えはすぐに崩れ去った……

キョウジ兄さーーん

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