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序章8

リングフィット欲しい

港町を出て4日が経った、途中で雨も降り帝国中央の都市ガーランドへたどり着くのに時間がかかった


ターナー「やっと着いたか……」


アルフ「姉さんは来てるよね?」


ターナー「……何とも言えないが……」


既にガーランドにはミームとその近辺の町から来た避難民が大勢居た、そしてそれに劣らない数の兵士が戦支度をしていた、そして町の回りには馬防柵が至るところに配置されていた


「おい!そこのお前止まれ!」


町の中に入ろうとした時、兵士に呼び止められた


ターナー「ミーム駐屯軍第2小隊所属のターナーです、ミームから子供一人連れてきました」


「第2小隊?全滅したのではなかったのか…」


ターナー「全滅?隊長や他の隊員達は避難民を乗せた馬車と共にガーランドに向かいましたよ」


「ミームから脱出した者達は最初に来た連中以外皆死んだって報告が上がってる」


アルフ「ま、待ってください!それじゃ姉さんは……」


ターナー「脱出した馬車には隊長が付いていましたし……それに誰か一人はここにたどり着いたはずでは!?」


「知らねぇよ、俺は直接見てねぇし……それに全員脱出出来なかったのは他の町も同じなんだよ」


アルフ「………」


ターナー「とにかく中へ入れてください」


「分かったよ、入んな」


町の中はテントや掘っ立て小屋がいっぱい建てられてた、避難民を受け入れる程の建物が無いから仮住居として建てられていた


ターナー「ここの責任者に会いに行こう、情報が混乱してるんだ、きっと君の姉さんが乗った馬車も分かるはずだ」


アルフ「大丈夫ですよね…姉さんは来てますよね……?」


ターナー「俺の隊長は騎馬での戦いに長けている、きっと大丈夫だ」



ーーーーーーーー




「残念ながら……君の隊長と護衛してたと思われる馬車の残骸、そしてそれに乗っていたと思われる市民の死体が発見されている、これは間違いない事実だ」


ターナー「そんな……」


「王国の兵士の死体も見つかっていたが数からして恐らく小隊規模だったのだろう、いくら騎馬での戦いに長けていたとはいえ一人ではな……」


ターナー「市民の遺体は……身元の確認はとれたのですか?」


「……発見した部隊によれば既に狼か何かに食われていた様で大半の死体は性別すら確認出来ない状態だったとの事だ、その子の姉が居たかは分からないが」


アルフ「………………………」


ターナー「わかりました……ありがとうございました」


僕は………独りになってしまった……


父も母も姉も死に……兄も……恐らく生きてないだろう……僕は……独りになった……


ターナー「……とりあえず休もうか

……あっちに建てたばかりのテントがある、そこで休みな」


「敵襲!敵襲!!」


ターナー「くそ!休んでる暇もないのか!」


「避難民は奥へ退避しろ!第1から第4中隊は迎撃準備に入れ!」


「他の部隊は私の指揮に入れ!」


「弓兵はとにかく撃ちまくれ!」


この日……僕は誓った……



家族の仇を討つ……と

あれマジで痩せるらしいから欲しい

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