Case FileNo.5 母
眠りから覚め、壁にかかってある時計を見ると17:00を回っていた。
体の痛みも楽になったし、陽菜を探しに行くか……
コンコンッ
扉がノックされた。
「流ちゃん、起きてる? 入るよ?」
この声は陽菜だ。
「ああ、入ってきていいぞ。」
扉が開き陽菜が入ってきた。
「おはよう、流ちゃん。 まさか私達が姉弟だったなんてね……」
ああ、本当にびっくりだ。 俺が好きになったのが姉だなんて……
「それで流ちゃん、あの時私になんて言おうとしたの?」
いや、今更言えるわけないよな、陽菜の事が好きだなんて
「い、いや、今はいう時じゃないからまた今度……ハハハ」
恥ずかしがって俺は鼻をかく。
「あ、そうだ! 私お母さんに流ちゃんを呼ぶように言われてたんだ! こっちに来て!」
そう言うと陽菜は俺の腕を引っ張ってくる。
「お、おうわかったから腕を引っ張らないでくれ。」
「あ、ごめんごめん。」
俺は陽菜について行った。
俺の母さんか……とりあえずどんな人か気になるな……怖い人じゃないといいなぁ。(`・∀・´)はっはっはー!何を隠そう私は怖いものが嫌いなんでねぇ!お化けとかまじむり、ちびるよ! 何をとは言わないけどさ。
「ここだよ!」
着いた先はただっぴろい大広間だった。
部屋の真ん中にソファーと机が置かれていて、ソファーに女性が座っていた。
あれが俺達の母さん?
「おはようございます。流一さん、私の名前は月神蘭……貴方達の母に当たりますわ……」
貴族感が凄いな。
自己紹介を終えると黙り込んでしまった。
「流一さん……私の隣に座っていただいてもよろしいですか?」
「わ、わかりました。」
言われた通り隣に座った、すると……
「うわーん、寂しかったよぉ! りゅうちゃぁぁぁぁん」
いきなり抱きついてきた。陽菜が見ているというのに。
って、それより胸! 俺の顔に胸が押し付けられてるから!! 息ができな……俺は蘭さんを押しのけた。
ムニュムニュ……
「ップハ!やっと息ができた。 ってそれよりなんだこの感触は……」
俺の手が蘭さんの胸を揉んでいた。
「わっ! すいません!蘭さん」
俺はすぐに床にキスをした……そうしないと死ぬのだ。
なぜかと言うと俺の横から殺気が放たれている。アハハ
「もう、流ちゃんったら、大胆なんだから……///」
いや、なんで顔が赤くなってるんですか!? いや、それより流ちゃんって!?
「ははははは、流ちゃん? ちょっとお話しましょう? お母さんも」
あ〜あ、陽菜の機嫌が……この陽菜になったら数時間は説教されて数日は口を聞いてくれないぞ……
「ごめん陽菜! 今のは事故っていうかなんというか……」
あれ?なんでヘアピンをとってるんですか? はははまさか俺に向かって投げるということは無いですよね! 無駄無駄!ヘアピンぐらいじゃあ傷をつくことは出来ないで──
ビュン!
投げてきた……ヘアピンを、俺の反射神経が良く、避けなければ確実に右目に刺さっていた。 今は壁にぶっ刺さってる。
コワイコワイコワイ……
「お話しましょう? 流ちゃん!」
「わかりました、ごめんなさい殺さないでくださいお願いします。」
案の定二時間以上お説教されました。蘭さんと一緒に……
さてさていかがだったでしょうか?
蘭さんのお胸……流一羨ましいですね!爆発しましょうか!笑笑
面白かったらブクマお願いします!m(_ _)m
誤字、脱字があれば指摘もお願いします!m(_ _)m
次回もお楽しみください!
それではまた次回あいましょう!