Case FileNo.2 夢
小鳥のさえずりと日光の暖かさで俺は目が覚めた。
…………俺は確か陽菜に告白しようとして、落雷に打たれたはずだ。
ここは『大森の大樹』であることは間違いないが今の天気は晴天である。
今来ている制服も入学当時のように新品だった。
まさか夢だった……?
確か胸ポケット生徒手帳が入ってるはず……
確かめてみるとこう書かれていた
『聖徒クロニクル学園中等部1-E 月神流一』
「ははは、やっぱ夢だったか……俺が陽菜に告白だなんてな」
俺は一息おいてからこう呟いた
「俺に、そんな勇気あるわけないよな……」
すると俺の背後から声が聞こえた。
「おはよう! 流一!」
ああ何だ陽菜か……ん!?陽菜!?まさか今の聞かれてないよな……いや、ちょっとまて、確か陽菜は俺のことを『流ちゃん』と呼ぶはずだ。
じゃあ、背後にいるのは?
「だっ、誰だ!?」
振り返るとそこには少女がいた……
少女は可愛かった。
肌はまるで陶器のように白く、髪は今の青空みたいに綺麗な水色、まつげも長く、目は赤く、顔のパーツも整っているし、俺と歳もそんなに変わらない感じがする。
俺は彼女にみとれていた。
「どうしたの? 流一??」
この子は俺のことを知っているようだ、だが俺の記憶ではこんな子は知らない……
「ごめん、君は俺のことを知っているようだけど、俺は君のことをよく知らない。君は誰なんだい?」
俺がそう言うと彼女はこう答えた
「あははは! 流一ったらまだ寝ぼけてるの?」
さてさていかがだったでしょうか?
さて今回、流一は一人の少女と出会いました。
さてこの少女はこの後関係があるのかなないのか、気になりますねぇ〜!
次回もお楽しみください!
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