結婚しないと魔人族がピンチだと分かりました
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轟雷は鳴り響き、豪雨が大地を濡らす。この日の魔人族領土は、憤激を表すかのように荒れ狂っていた。気を失ってそのまま魔王城、謁見の間に連れて来られたアキラが覚醒してから目にしたのは、高い天井に釣り上げられたシャンデリアと――――
「おう兄ちゃん、目ぇ覚ましたかよ?」
「具合はどうなんだ? あぁん?」
「魔王様―! 目が覚めたみたいですぜー!」
至近距離から厳つい表情で覗き込む屈強な大男たち。まさにメンチビームの集中砲火だ。
「…………ガクッ」
寝起き早々の暑苦し過ぎる光景にアキラは再び意識を失った。
「また気を失いやしたー!」
「ゴルドー! 目覚めのエルボードロップだ!」
「ぅ押忍!! 先王さん!!」
「ぐぼあぁぁああっ!!?」
体重100キロを優に超えるであろう巨大な筋肉ダルマが宙を舞い、回転を加えつつ落下する大男の肘はアキラの鳩尾を正確に捉える。意識は再び覚醒したが、同時に肺の中の空気が全て飛び出し、床には蜘蛛の巣状の罅が出来ていた。少なくとも、人を起こすための所業じゃない。
「おごごごぉぉ……! あ、ありえねぇ……! 寝てる人に対してエルボードロップとか……これが魔人族の目覚ましなの?」
この時ほど勇者の身体機能に感謝したことは無い。それでも内臓に痛みや不快感が強く残っているのだが。
「やっと起きたか」
「お、お前は……ゴルドー! さっきのエルボードロップはお前の仕業かっ!?」
頭頂部から生える一本の角と緑色の肌、額から顎まで達する巨大な傷跡が特徴のオーガ……かつてアキラと戦ったことがある魔王軍四天王の一人であるゴルド―は片手で軽く謝罪のジェスチャーをしているが、被害者である本人がそれを許容できるわけもない。
「いくら何でもこの起こし方はないでしょ!? 死ぬかと思ったぞ!?」
「あー、悪かったって。ったく、大袈裟な……ちょっと軽く叩き起こしただけだろーが」
「少なくとも、お前みたいな筋肉ダルマのエルボードロップは軽くないと思うんだ」
下手をすれば死んでいた。冗談ではなく、本気で。
「それより、魔王さんと大事な話があるんだろ? 後ろにいるぞ」
「コイツ、悪びれもせずに軽く流しやがった…………ん? 魔王? そういや、何で俺こんなところに……あ」
魔王というキーワードから妊娠、結婚というワードが引き出され、気絶する前に何が起きたのかを思い出した。
(やべぇ……振り向けねぇ)
かつての敵とはいえ、酔って強姦した相手と顔を合わせるのも勇気がいる。というかそもそも身嗜みも整っていないし、謝罪の言葉も考えていない。責めて頭だけでも丸刈りにしたいが、バリカンがない。途方に暮れたアキラはゴルド―に小声で相談する。
「ゴルドー氏。ゴルドー氏」
「なんだその呼び方。気持ち悪いぞ?」
「せめて謝罪の証に頭を丸めたいのに、バリカンが無いでござる」
「ばりかん……? よく分からねぇが髪の毛を剃りてぇのか? だったらオレのバスターソード使うか?」
「そんなもんで髪の毛が剃れるかバッキャロォォー!!」
全長2メートルを超える刃毀れと血染みだらけの大剣(というよりも、もはや鉄塊)を取り出すゴルド―の頭を引っ叩く。髪の毛どころか頭蓋骨まで削られそうだ。
(これ以上待たせるわけにもいかない……! 美少女とは言わない、せめてブスじゃありませんように!)
割と下種なことを考えながら宙を舞う。三日月を思わせる美しいムーンサルトに捻りを加え、両手両膝額の五点で着地するアキラ。新体操とかの大会なら文句なしの満点が付きそうな芸術的な土下座だ。
「す、すいませんでしたぁあああああああああああああああっ!!」
アキラは超必殺技、ムーンサルト・スピン・土下座を披露し、開口一番で謝罪する。酔った勢いなど言い訳にもならない、悪いのは全面的に自分だと示すことでせめてもの誠意を表明した。
「話は全部聞きました! 言い訳も何もあったもんじゃないですけど、出来る限りの償いをしたいと思っています!! だからせめて命だけはご勘弁をぉぉ!!」
平身低頭で魔王に謝り倒す最強の勇者の図。人間族がこれを見たら卒倒するだろうが、そんなこと知ったこっちゃないとばかりに頭を下げ続ける。永遠にも感じる僅かな静寂を挟んで、鈴の音を転がすような声が頭上から掛けられた。
「ん、気にしてない」
「いや、気にしないってあん……た……」
随分とあっけらかんとした台詞に思わず顔を上げて玉座に座る魔王を眼にした時、アキラは思わず言葉が詰まった。
小柄でほっそりとした体に釣り合わない豊満な胸と、勇者たちの美少女ハーレムメンバーすら霞んで見える神秘的な蒼交じりの銀髪の美少女。頭部から生える漆黒の双角すら、彼女の美しさを際立たせる装飾となっている。
「久しぶり……といっても、覚えてないか。それじゃあ自己紹介からかな。私は16代目魔王、アイリス・サタン・クリフォート。よろしく…………聞いてる?」
何処か幼さを感じさせる無表情で首を傾げるが、アキラはアイリスの圧倒的美少女っぷりに見惚れるだけではなく、思考がまったく別のベクトルを向いていた。
(どうして…………どうして俺は例の一夜の事を覚えてないんだ……!)
記念すべき童貞卒業をこれほどの美少女で果たしたというのに、それを全く思い出せない自身を恨むしかない。記憶を失っている間、あのブルンブルンの巨乳を好きにしていたのかと思うと余計に。
「んんっ!! ごほんっ!!」
「うぇいっ!?」
悔しさに俯いて下唇を噛み締めながら震えていると、わざとらしい大きな咳払いが聞こえ、アキラの思考は本題へと向かう。アイリスに夢中になって気付かなかったが、彼女が座る玉座の左右にはザイツェンと厳つい顔でガタイの良い銀髪の男が立っており、どうやら咳払いをしたのは銀髪の男らしいのだが……何故かアキラを射殺すと言わんばかりに睨んでいた。
(こ、怖えぇ……何あの人? メッチャ睨んでんだけど)
「話進めたいんだけど、いい?」
「あ、うん」
「それじゃあ立って。その体勢じゃ首疲れるでしょ?」
殺気を込めて睨む男を強引に意識から外し、アキラはアイリスと向き合う。そして彼女は、突然こう切り出した。
「ザイツェンから妊娠とか結婚とか色々聞いたと思うけど、私はアキラに結婚を強要する気はないから」
「へ?」
「魔王様っ!?」
これまで不機嫌そうにアキラを睨んでいた銀髪の男はパッと顔を明るくし、対照的にザイツェンは慌て始めるが、アイリスはそんな2人を呆れたというか、若干怒った表情で睥睨する。
「私はアキラを強引に一族の伝統に付き合わせる気はないって何度も言った」
「その様なことでは困るのです! 是が非でも、アキラ殿を味方につけねば、魔人族の未来が!」
何やら不穏な空気に声を掛けることすら憚られるが、アキラとて最も重要な当事者の片割れ。ただ黙って見守っている訳にもいかず、おずおずと手を挙げた。
「あのさ、まずは一から説明してほしいんだけど……傷物にしちゃったことに対する責任の話にしては違う方向に話が大きくなってる様な」
「……ああ、そうですね。まずはアキラ殿に全ての事情を説明した上で話を進めましょう。魔王様も、それでよろしいですね?」
「ん」
冷静さを取り戻したザイツェンの言葉にアイリスは頷く。
「結論から先に言うと、今現在、魔王様の魔力は非常に弱まっているのです」
「えぇ!? 何でっ!?」
魔力とは、全ての生物が持つ森羅万象に対する影響力を持ったエネルギーを指す。一度に仕える魔法の総量も故人の魔力量に左右され、この世界の戦闘では必要不可欠な要素と言える。
アキラは意識を集中させ、アイリスの魔力を探知してみると、確かに魔王と呼ぶにはあまりに魔力が低い。四天王並どころか、アキラがこれまで戦った一大隊の隊長程度の魔力しか感じられないのだ。
「理由は2つ。1つ目は、御子の存在。魔力の強い母体は胎内に宿る御子を育てるために栄養のみならず、大量の魔力を送り続けています。これにより著しい魔力低下が起こっているのです。そして2つ目の理由ですが、魔王様の種族が関係してきます」
「どういう事だ?」
「魔人族が多種多様な種族からなる混成コミュニティである事はご存知ですね?」
単一の種族で構成された人間族や天使族等とは違い、魔人族はオーガやサキュバス、ゴブリンやデーモンといった多くの種族で構成された種族だ。そしてそれら全ての種族を束ねる魔人族の盟主の称号こそが、魔王。この世界では一般常識で、アキラも当然のように知っている。
「魔王は実力によって勝ち取れる称号ですが、16代に遡る歴代魔王の系譜の過半数を占めるのが、サタン一族」
「サタン……確か魔王の名前にも」
「お察しの通り、魔王様もサタン一族です。通称、盟約の一族。ありとあらゆる契約を血に刻み、絶大な力を手にしてきた一族なのです」
「契約?」
「ん、簡単な例え話だと、一生の内に一度もパンを食べない限り力が3倍になるみたいな契約魔法が得意」
「あ、なるほど」
要するに枷を作る代わりに力を得ることに長けた種族だと理解したアキラは合点がいったと手のひらを拳で叩いた。
「そしてサタン一族の絶大な魔力の源である契約は、童貞や処女を貫く事なのです」
「そんな事を代償にしてたの!?」
「当然、その契約を破られた魔王様の魔力は激減。最前線で猛威を振るっておられた魔王様が戦場に出て来られないことを知られれば、天使共は他種族を唆して総攻撃を仕掛けてくるでしょう」
遠くにいる敵の魔力を感知する方法は幾らでもある。これまでアイリスと面識のなかったアキラも、遠くから四天王を凌駕する魔力の持ち主が戦っているくらいの認識があった。
ザイツェンの言う通り、魔人族が全世界の全ての他種族を敵に回して今日まで均衡を保ってきたのは、魔王という名実供に巨大な抑止力があってこそだ。その魔王が急激に弱体化……しかしそれが一時的なものだと分かれば天使族主導の下、他種族は魔人族を今すぐにでも攻め入るだろう。魔人族としては勝てればいいが、最悪の場合は全滅の戦争を魔王抜きで戦わなければならない。
「で、でもさ、それだと子供作る時はどうすんの? 魔力が減るじゃん」
「そう、そこで本題に戻る訳です。本来契約魔法で得た力は、契約が破られると元には戻りません。ですが件の契約で得た魔力だけは、別の契約によって取り戻す事が出来るのです」
「それが……結婚?」
「その通り。性交は本来夫婦の証。順序を取り違えたのなら、それを正さなければなりません。魔力復活の婚姻の儀は、魔王様の処女を奪ったアキラ殿としかできないことなのです」
「お、おぉぉ……ふ」
事情を理解したアキラは思わず唸った。彼らの言い分を信じるのならアイリスとの結婚が最善手であり、理性としても男としての責任を取るべきだということは重々理解している。しかし彼はまだ18歳、本来なら学生の身であり、地球では責任を取り切れる年齢ではないのだ。
「別に深く考えなくてもいい。嫌なら嫌で構わない」
感情が追い付かずに答えに窮するアキラをアイリスは静かな声で諭した。ザイツェンは何かを言い募ろうとしたが、アイリスはそれを手で制する。
「本当ならこの世界の戦いには何の関係も無いのに、争いが長く続いたせいでアキラを巻き込んでしまった。こうなったそもそもの原因は、千年も戦いを終わらせられなかった不甲斐ない私たち。そんな私たちが、アキラに何かを求めるのは道理に反してる」
アキラは眠たげな双眸に宿る確かな慈悲を垣間見た。
アイリスが初め、アキラを魔王軍の戦力として迎えようとしたのは、その戦いぶりから彼が戦士であると勘違いしていたからだ。戦士であるなら、戦場と厚遇を求めるものだとこの世界の常識に囚われていたのだ。
しかし、それは前提条件から違っていた。平和な世界で生まれ育ち、異世界で戦士として皮が剥けたと思っていた彼が、これまでの戦況報告と3ヵ月間に及ぶ観察(ストーカー呼ばわりされたが)の結果、その本質が臆病で善良な、王として守るべき無辜の民だと知ってしまったのだ。
そうなると、彼女は一人の王として、臣下でも国民でも何でもない、ただ平穏を望む彼に強要出来ることは何一つない。出来るとすれば、それは選択肢を与えることだけ。そして彼の出した答えを受け止めることのみ。
「いや、そんな……嫌とかそんなんじゃなくてだな……その……」
しかしそんなアイリスの気遣いも逆効果だった。あと一回背中を押されれば答えを出していたであろうアキラだったが、下手に逃げ道を用意したせいで迷いが生まれてしまったのだ。それでも何とか答えを出そうとうんうん唸るアキラに、地獄の底から響くような低い声が掛けられた。
「おい貴様……一体何を迷うておる? よもや我の娘に何か不満でもあるのか?」
それは今まで沈黙を保っていた銀髪の男だった。魔人族や天使族特有の若々しい肌だが、その厳つい容姿は20代前半で外見年齢の止まる一般的な魔人族よりも老けて見え、しかしその威圧感は他の追随を許さない。噴き出る魔力は石畳を割り、空気を振動させるほど。そんな男の力云々よりも、何か別の威圧感にアキラは完全に怯んでいた。
「え、えぇっと……そちらの人は……?」
「魔王様の御父君、先代魔王のギガバルド・サタン・クリフォート様でございます」
「え!? 魔王のお父さん!?」
「誰がお義父さんだぁあああああああああああっ!!」
「えぇぇ!? お父さんじゃないんですか!?」
お父さんとお義父さんでは小さいようで大きな違いがあるのだが、悲しいかな、文字の違いを言語で表すには言葉が足らなさ過ぎる。ちなみに、ゴルド―にエルボードロップを指示したのもこの男である。
相手の父親の突然の登場に困惑するアキラと勝手にヒートアップする銀髪の男……ギガバルドを見かねて、アイリスは深い溜息を吐いた。
「お父さん、ちょっと黙ってて。私はアキラと話してるんだから」
「我の事はお父さんではなく、パパもしくはお父ちゃまと呼べと言っておるだろう!!」
「え? パパorお父ちゃま呼びを強制?」
アキラは割と本気で引いた。まさか実の娘にその呼び方を強要する男親が本当にいるとは思わなかった。ある意味恐ろしい父親の登場に戦慄するアキラの肩に手を置き、小声で忠告してきたのはゴルド―だった。
「気ぃ付けろ。先王さんは大の親馬鹿でな。今までなんとか黙って聞いてたが、多分殆ど冷静じゃない」
「それって、俺超ヤバくない?」
「あぁ、死ぬほどヤバいぞ」
溺愛する娘が酔っ払いに強姦された挙句妊娠。ギガバルドから見たアキラの評価は最悪の一言に尽きるだろう。
「パパは許さんぞ! こんな何処の異世界の馬の骨とも分からん勇者と結婚など!」
「それは私たちが話し合って決めること。お父さんには関係ない」
「か、関係ないとは何事か!? パパはアイリスたんの事が心配でだな!!」
「心配なのはわかるけど、今の私はもう成人してるし、魔王という立場もある。私の事は私自身が決める」
プイッと顔を背けるアイリスにショックを受けたギガバルドはたたらを踏んで後ずさる。どうやら彼は娘を溺愛しているが、アイリスはその過保護っぷりにやや反抗的なご様子。今回は事情が事情だけにギガバルドが責められる謂れはないが、いつもこの調子であることを短いやり取りで何となく察せられた。
「そ、そんな……今まではパパと結婚するって言ってくれてたのに……」
「勝手に記憶を捏造しないでほしいんだけど」
夢見がちなギガバルドの言葉はジト目で切り捨てられる。実の娘に止めを刺された先代魔王は俯いてプルプルと震え始めた。
「認めん……絶対に認めんぞ……! こんなうだうだと悩む男が娘の花婿など……!」
「あ、あのー……俺が言えたことじゃないですけど、ちょっと冷静に……」
すれ違う父娘を見かねて思わず声を掛けたが、それは盛大な火に油だったと気付いた時にはすでに遅し。物理的な圧力を宿しそうな憤激の目でアキラを睨んだかと思いきや、右手に尋常ではない魔力が凝縮されていく。
「魔力を増やす儀式など幾らでもある……強者の心臓を捧げる生贄の儀で問題を解決するとしよう!!」
「ちょっ!? それって明らかに俺が狙いぎゃあああああああああああああああああっ!? お助けぇえええええええっ!!」
解き放たれた魔力塊はアキラに向かって直進する。アキラは何処からともなく調理用の大型鉄板を取り出して全身を防護、魔力塊が鉄板に着弾すると同時に黒い爆炎と衝撃波を撒き散らして炸裂した。
勇者の身であっても木っ端微塵になる事は避けられなさそうな一撃を辛くも防いだが、その衝撃を防ぎきることは出来ず、城壁を突き破って外へ放り出されたアキラをギガバルドが追撃する。
「お父さん、アキラ……!」
「お待ちください、魔王様」
2人を追いかけようとしたアイリスの行く手を阻んだのはザイツェンとゴルド―、2人の四天王だった。
「2人とも、そこをどいて……!」
「無茶すんなよ魔王さん! 今のあんたに先王さんを止めれるわけねーだろ?」
「何より、ご自愛ください。御子を犠牲になさるおつもりですか?」
下腹部に手を添える。「子を守れ」という母親の本能が魔王である彼女の足を止めたのだ。だがギガバルドは完全に冷静さを失い、アイリスの声も届きそうにない。
(何が魔王……こんな状態になった途端に、何も出来なくなるなんて)
悔しげなアイリスをザイツェンを諭す。
「むしろこの戦いは好都合ともいえます。魔人族は実力主義。敵対者であったアキラ殿がどのような選択をとったとしても、他の魔人族を納得させる為の箔を得る必要があります。御心配には及びません、いざとなったら我々が止めに入ります」
「今は信じようぜ。オレたち魔王軍のライバルだった男をよ」
いつの間にか雲は晴れ、濡れた荒野に火柱が上がり、爆炎で大地は捲れ飛ぶ。神話に残る勇者と魔王(親馬鹿)の戦いを、アイリスは祈るような思いで見守り続けた。
次回、異色のヘタレ勇者vs親馬鹿先代魔王。




