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 夜になると、いろいろなお客が来て月明かりを浴びながら話しをしたり一緒に笑ってのんびりしてた。  


 回りからすれば変な話だ、花魁でもない下っぱが伽は無しなんて...

 其でも

 それが店の主人と私の約束だ。


 っが、


 店の主人が来た、

「今宵はお喋りは無しだ夜の相手をしてもらうよ」


 何の事だか見当がつかず

 ......シーンとなっていた所に

「お邪魔するよ」

 声が聞こえた。

 常連客の1人だ着物をかっこよく着くずした粋な人だ

 うぐいす色の着物と眼鏡をかけ、優しげな風貌とは裏腹に少し謎めいた雰囲気の男性だ


 女将さんが

「早く支度だ。皆急いで」

 声を大きく張り、急ぎ立てるように皆に声をかけた。


 女将さんは

 常連客の方へ行き、私の周りにはワラワラと女の子達が集まりやれ髪型だ化粧だ着る物だと

 私をいじくりまくった。


 その中の髪をやっていた女の子がポツリと

「今日なんだね....」

 そう、呟いた。

 流石にその意味が明白に分かった....分かりたくないが。


 頭の中がパニックだ

『えっ?えっ?ヤバい、何がどうなってンの?お喋りするだけじゃなかったの?!』


 そうこうしてる間に真っ赤な紅葉模様の着物を着せられていて可愛らしく髪の毛が結ってあって化粧は唇だけで熟した苺のような色で塗られていた


 とりあえず、私は嫌で嫌で仕方なくてあれこれ考えた結果。結ってあった髪を下ろし、ハサミで腰まであった髪の毛をバッサリ うなじと額が見える長さまで切り。


 屋根から飛び降り、全力疾走して逃げきった。











 と



 ここまでの噺はついて来れたかい?


 これはね。簡単に言えば


「身体を売りたくなかいが怖い事もしたくない

 楽をして楽しい事したい。」


 このぐうたら女「小梅」

 の噺さね。


 さてはて、夜はまだまだ長い....心の準備はできてるかな?



 では、続きをしようかの。





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