プロローグ2
みんなは、前世の記憶を持った人に会ったことがあるだろうか?多分、ないだろう。
前世の記憶というのは前世でやったことを全て覚えているのではない。ごく、断片的に覚えているものである。何故こんな説明をしているのかと言うとそう俺が前世の記憶を持っているからだ。
自分がどこの誰かなのかはわからないけども自分が学んだ知識等は憶えている。そしてここは、俺が学んだ知識が当てはまらないところがある。だから、ここは前世とは違う世界なのだろう。
俺が産まれたのは豊かでもないし貧乏でもないいたって普通といってもいい家の次男だった。
街並みは中世のヨーロッパみたいだが、学校があり6歳から12歳までの義務教育だ。
政治面でいえば王政であり国王が存在している。国王の命令は絶対で逆らえば死刑も同然である。
基本の武器は、剣や両手剣がほとんどだ。
俺が前世の記憶に気付いたのは今現在である五歳のときだった。徐々にみんなとは違った知識には気付き始めてはいたのだがそれが前世の記憶だということに気が付いたのが五歳ときだった。
そして、俺・・・セト=フローセスは今年
ランドリア学校へと入学する。