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第七話 テンプレ、そして職人

すこし遅くなりまして、すみません

今までと比べて、長く書けました。

誤字脱字文章のおかしな点、今後こうしたらいい等ありましたら、ご指摘くださると幸いです。

「まずは、ドロップを確認しないとな」

そういいステータスウィンドウを開く。




---------------------------------

ユーリは


妖孤の毛皮


妖孤の尻尾

を入手した

---------------------------------




「毛皮と尻尾か。これってどうやって使うんだろう」

僕はゲームにあまり詳しくないので敵のドロップ品をどうすればいいか知らなかった。

後で知ったが武器、防具を作るために使うか、店に売るかのどちらからしい。

「まあ、町に戻ってから考えればいいか」

そういい僕は、森の奥に進んでいった。










森を進んでいき3時間たった。

この森であったモンスターは最初の狐と黒い狼、角の生えた兎といった獣系のモンスターばかりだった。

この3時間でいろいろなレベルが上がった。


---------------------------------

ステータス


ネーム:ユーリ・女


職業:魔法使いLv7↑


スキル:剣Lv6↑


    銃Lv5↑


    杖Lv6↑


    索敵Lv7↑


    隠密Lv6↑


    魔力強化Lv6↑


    魔法才能Lv6↑


    魔力回復Lv7↑


    下級火魔法Lv6↑


    下級風魔法Lv5↑

---------------------------------




3時間森にこもってこれだけレベルが上がった。

ドロップ品は狐、狼、兎、それぞれ毛皮、肉を25個。

狐は尻尾、狼は牙、兎は角をそれぞれ5個ほど手に入れた。


「もっと早くレベルを上げないとな」




このALOでは、スキルのレベルが10になるとスキルポイント(SP)を1手に入る。

このスキルポイントを消費することで新たなスキルを覚えることができる。

スキルによってはある一定のレベル、条件を満たすと上位のスキルに派生することの出来るものがある。

この派生でもスキルポイントを消費する。




「あと1時間ぐらい森にいるかな」

そういいまた森にもぐって行った。












1時間がたち僕は町に向かって歩いていた。

「ふー、このぐらいでいいか。消費アイテムもほとんど残ってないし、町に帰るか」


合計4時間近く森にこもっていた僕はこのゲームの情報をあまり知らなかったので、初期に貰った消費アイテムは普通フィールドでは1時間ぐらいで使い切るということを知らなかった。

僕はこのことを掲示板で騒がれているということを後で知ることになる。




始まりの町の南にある門をくぐった。

なぜか僕に注目が集まっている気がする。

まだ、初期装備だからかな。

それか腰につけてる銃が不遇武器だからかな。



「ねえ、ちょっとそこの子」


まあ、僕は鎧とか重そうで動くの大変そうだし


「ねえってば」


魔法使いながら剣や銃で戦うつもりだし、軽い方がいいからな


「無視するなよ」

「うん?」


なんか声近いな、と思っていたら僕に声をかけたのか。

肩をつかまれて止められて眉を寄せるが相手はそんなこときにしてないよううだ。


「それって銃でしょ?銃スキルってコスパ最悪で不遇って話じゃん。俺が手伝ってやろうか?」

「はぁ?」

「だからさ、俺と狩りに行こう。そうしよう」

「うざ」


馬鹿は無視。僕はそれだけ言うと中央広場へと目指す。

消費アイテムとかってどこで売ってるんだろうか。

ドロップ品とかってどこで売るんだろうか。


「おい、ちょっとまてよ!ザコのくせに」

「うるさい。これ以上かかわらないでください。GM呼びますよ」

「だまれ、お前みたいなザコは俺様みたいなβテスターにしたがっ」

その瞬間僕はGMコールをした。

急に僕の横に空からひとの形をした布の塊が落ちてきた。

「すみません、目の前の男性がしつこくからんでくるのでどうにかして下さい」

『わかりました』

「ありがとうございます」

僕は感謝の礼を告げるとその場を去ろうとする。

「おい、まてよ。どこにいこ」

『GM権限を行使します』

そう布の塊がつぶやくと目の前の男性は唐突に消えた。

『すみません、迷惑をかけました。さきほどの男性には罰を与えますので』

「いえ、だいじょうぶです」

『そうですか、それではしつれします』

そういうと布の塊は空に飛んでいき消えた。



さっきの男性髪の毛金髪にしてチャラチャラしてたし、あれで俺様カッコイイとか思ってるんだろうな。馬鹿だな。そういえば僕も金髪だったっけ。人の事言えないか。






さて、どこで買い取ってくれるかな?とあたりで露店をしている人を見てみる。

事前に調べたことだが、露店はだれでもできるわけじゃない。

露店設置用のアイテムがありそれを購入した人だけが持てるのだ。

さらにその上に店舗というのが存在し、生産職はその店舗を改装して、自分なりにカスタマイズするらしい。

まあ、露店開設で1万C、店舗を借りるのに1カ月で5万C、購入だと100万Cらしい。

僕の所持金いくらだと思う?

初期の1000Cだぜ。

ほんとお金が全然たまらない。

ALOでは、モンスターを倒すだけではお金は手に入らない。

モンスターを倒すことで手に入るドロップ品を売ることで手に入れるしかない。


今更だがお金の単位を説明しよう。

単位はC。コルという。

G、ゴールドではないぞ。


閑話休題

まあ、露店にはいろいろな人がいる。

ポーション売っていたり、武器売っていたり。

まあ、現段階で露店や店舗を持っている人はβの所持金引き継ぎの人らしいけど。


「ねえ、そこの女の子。見てかなかい。いろんなの売ってるよ」


髪が黒っぽい赤で肌がちょっと褐色な女性が僕に声をかけてきた。

たぶん客引きのようだ。

なんか話があるようだ。あわよくば、アイテムを買ってもらおう。


「僕の事?」

「おおっ!?珍しいね僕っ娘か」


あーそういえば、いま僕って女性だった。人から離れていたからその認識忘れていた。


「いや、リアルでは男です」

「またまた。このゲームは性別偽れないよ」

「たぶん機械の誤認です。だからリアルでも、その・・・」

「へー機械が間違えるほど女の子っぽいんだ君。いいよいいよ面白いね。それにかわいいし」


うわー話通じなさそう。もう諦めようかな。


「まあいいや、いらっしゃい。ナナナの露店へようこそ。武器に防具、服にアクセサリー、アイテム何でもござれ。私は店主のナナナ。よろしくね」

「へえ、もう露店を持ってるんだ。ってことはβテスター?」

「そうだよ。君は?」

「ユーリです

「じゃあ、ユーリくんもそう?」

「いや、僕は違うよ。友達と妹がβからで正式版で誘われた」


あははははっ、じゃあ銃使いって納得。と乾いた笑み。何だろう。

銃使いに関する問題でもあったのだろうか?


「でもここには銃はないかな。ほかの種類の武器はあるんだけど」

「いえ、銃だけでなく剣も使いますし、メインは魔法なので」

「へー魔法メインで剣や銃まで使うんだ。ホント面白いね。まあ私なんて戦う生産職を目指してたんだけど、戦うと生産系のスキルの成長が遅れるから正式版では辞めて生産一筋だよ。戦闘は嗜み程度だしね」

「そうなんですか。まあ僕も魔法系スキルをなににするか迷いますけど」

「それで何か買ってくれる?」

「いえあまりお金がないんです。それより素材アイテムを買ってもらえませんか?」

「いいよいいよ。それで何を買ってほしいのかな?」


かれは渡りに船だナナナさんとトレード画面を開き、今ある売れそうなアイテムを載せていく。

妖孤、黒狼、角兎の毛皮、肉を30個ずつ。

そして妖孤の尻尾、黒狼の牙、角兎の角を6個ずつ。

今はこれだけかな。


「へー、もうこんなにモンスター倒したんだ。誰かとパーティーでも組んでいるの?」

「いえ一人ですけど」

「ソロでもうこんなに倒しちゃったんだ。すごいね。それで毛皮は各モンスター1個50C、肉は各1個70C。妖孤の尻尾、黒狼の牙、角兎の角は各1個100C。だから全部で12600Cだよ」

「そんなにするんですか!?一番弱い南の森のモンスターのドロップ品ですよ!?」

「まあそれでも最低価格だよ?それにそのぐらいの金額すぐに使っちゃうよ?」

「そうなんですか?」

「うん。たとえばポーション系で一番安いので100Cだし、武器なんて初期装備の剣Atk+10が1000Cに対してプレイヤーメイドの剣Atk+11が3000Cぐらいだからね。ちゃんとしたいい武器を買うなら15000Cぐらいあった方がいいからね。簡単にはこれぐらいかな。まあこんな感じで装備品を一式そろえると数万じゃ足りないかな」

「うえーそんなにするんですか?」

「まあちゃんとした鎧一式そろえる人なんかあまりいないけどね」

「そうなんですか?けっこうな人数の人が買ってそうなんですけど」

「それはね、全部買いそろえるなんてお金がたくさんかかるからね。最大の理由は全部つけると重すぎて動きづらいんだよ。軽鎧は重鎧と比べるとまだ軽いけどそれでもつけてない人と比べるとまだ重いからね。それで移動力が低下するからね。あっ、移動力っていうのは、その状態でどれだけのスピードで動けるかっていうステータスの事だから」

ナナナさんは笑いながらおしえてくれる。

「そうなんですか。教えてくれてありがとうございます」

「どういたしまして。それでなにか買って行く?」

「そうですね、ポーション系を売ってくれませんか?あと銃弾も」

「ごめんね、銃弾は扱ってないの。それでもポーション系はあるから。それで何がいい?」

「そうですね、初心者ポーションを20個ほど下さい」

「了解。はい、これね」

そういってナナナさんは初心者ポーションを20個くれた。

「ありがとねー、それじゃあフレンド登録をしときましょう?」

「はい、いいですよ」

そういい、僕はナナナさんとフレンド登録をした。

「また来てね」

そういい、ナナナさんは手を振ってくれた。

「はい、なにかあればまたきます」

そういい、僕はまた南の森に向かった。


テンプレ展開を入れてみました。

そして新キャラ、ナナナさんです。

職人としてはトッププレイヤーで、ベータの人はほとんどが知ってるってぐらいの知名度です。

これからも、ナナナさんはよく出てきます。

というよりほかの生産系のプレイヤーとあまりかかわらないユーリちゃん(くん)です。

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