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第五話 ログイン

誤字脱字文章のおかしな点、今後こうしたらいい点等ありましたら、ご指摘くださると幸いです。

「お兄ちゃん、なんの種族になったの?」

キャラクターメイキングが終わり目を覚ますと奏でがそう聞いてきた。

狐獣人(ワーフォックス)になったぞ」

「獣人になったんだ。じゃあ職業は?」

「魔法使いにしたぞ。狐だからな」

「ふーん、スキルは?」

キャラクターメイキングがおわったばかりだというのに興奮が抑えきれないとばかりに質問ばかり聞いてくる奏。


少し気持ちを静めてやろう


「スキル構成を聞くのは、マナー違反じゃないか?」

「うっ、で、でもきになるから」

「それでもほかの人にそうやってスキル構成を聞こうとするなよ?迷惑だからな」

「うん、わかった」


奏も少し落ち着いたようだ。

それじゃあ答えてやるとするか。


「まあ、スキル構成は、剣、銃、杖、索敵、隠密、魔力強化、魔法才能、魔力回復、下級火魔法、下級風魔法だな」

「・・・・・・・」

なぜか奏は口を開けた状態であきれたような目でこちらを見てくる。

「はー、お兄ちゃんはほんとにバカだね。攻略サイト見なかったの?」

「何がだよ。なんでそんなに言われないといけない」

「魔法職で剣ってなに?それに銃なんてゴミスキルだよ?ほんとに魔法で戦うつもりあるの?」

「いや剣は敵が近くに来た時用で、銃は魔力が尽きた時用にと思って。どこが悪いってんだ?」

奏はさらに呆れた顔でこちらを見てくる。

「その様子じゃ攻略サイト見てないね。まあいいよ説明してあげる。まず魔法職で剣を使うとシステムによるアシストがないんだよ。簡単に言えば自分で剣を振るって感じ。それで銃については、お金がかかりすぎて銃弾がなくなると使えなくなるし、射程が短すぎて遠距離武器なのに危険だからってβのときに誰も使う人がいなくなったんだよ」

「まじか。まあ剣も銃もじいさんのところで使ったことあるから大丈夫だろう。でも銃ってそんなに射程短かったっけ?射程500mぐらいある銃だってあるはずだけど?」

「遠すぎると逆に当らないらしいよ。正確には当てにくいらしいけど。だから当てるために近づくんだけど確実に当てれる距離まで近づくと近すぎるって弊害が出ちゃって、それで銃使ってた人たちが全く使えないと公表しちゃったんだ。それでゴミスキルって呼ばれるようになって使う人がいっぱい減っちゃったんだ」

「そうなんだ。まあ僕は一度使ってから決めるよ。使えそうだったらそのまま使うと思う」

「うんがんばって。もしかしたらお兄ちゃんのおかげで銃がゴミスキルじゃなくなるかもよ」

「まあ頑張ってみるよ。それにもうすぐ正午だからお昼にしよう」

「はーい」


















お昼ご飯を食べ終わったあと奏と一緒に正午になるのを待つ。

あと五分というところで奏とは別れ自分の部屋に戻る。

そこでHIFを回線につなぎ準備する。

準備ができた時点でベッドに横になる。

HIFをかぶりスイッチを入れる。

「スタート」














[脳波を確認]


[脳波を七瀬悠理様と断定]


[七瀬悠理様でよろしいでしょうか

Yes NO]


Yes


[キャラクターメイキングはすでにされています]



[それではユーリとしてALOの世界を楽しんでください]














そして開ける光景。周囲には溢れかえる人達。たくさんのプレイヤーがログインしているようだ。そして僕は初めてのVRの世界に足をつけた。

まず景色が中世みたいな景色だ。

そして少し体感がおかしい。髪が腰の位置まである。なぜだろう?

キャラクターメイキングの時にあった身体補正というやつだろうか。

それに周りの視線が痛い。

ポーン

何かがなったきがした。

あっ、これって

「チャット、オープン」

『お兄ちゃん今どこにいるの?』

「人が多くてよくわからないけど、ログインしてばっかだぞ」

『それじゃあ、中央の時計台の下で待ち合わせしよう』

「わかった。すぐに向かう」






そうして僕はすぐに移動を始めた。人ごみは嫌いだし、それにさっき感じた視線が周りから感じる。

少し急ぐことにしよう


たどり着いた時計台は壮大だった。イメージとしてはロンドンにある時計台ぐらいに。

時計台の周りには僕たちみたいに待ち合わせしている人がたくさんいた。

奏を探す。


「奏ついたけど、どこにいるんだ?」

『えっとね時計台の下にある像の下。黒っぽい髪だよ』


探していると見つけた。たしかに黒っぽい。

よく観察すると頭の上にカナと表示されている。

その人に声をかける。

「えっと、奏であっているか?」

「えっ、いえ。カナですがどちらさまですか?」

「僕だよ。お兄ちゃんだ」

「・・・悠理君?」

目の前のカナが恐る恐る聞いてくる。

「そうだよ」

そう聞くと急に顔の表情が明るくなった。

「えっ、ほんとにお兄ちゃん?どうしちゃったの?男やめて女の子になったの?」

あまり考えたくなかったことをこの妹はストレートに聞いてきた。


お前探して歩いているときに気づいちゃったよ

なぜか女になってるってな


「考えたくないんだが、身体補正とかいうやつでこうなったらしい」

「いやいや、あれって性別までは変わらないよ!・・・もしかして脳波の時点で女性型だったのかも。女装ばっかやってるからこうなるんだよ」

「いや仕方ないだろ、女装はお前や隼人たちが無理やりさせているんだろうが」

「それになんで私よりスタイルが良いの?ほんとに怒るよ」

「知るか。そんなことは制作会社にいってくれ。それにもういいだろこの話題は」

僕は無理やり話題を変えようとする。

「うん、わかった。ゲーム内ではお兄ちゃんじゃなくてお姉ちゃんって呼ぶから。反対は認めないから」

「はー、わかったわかった。それでどうしようか?」

「うーん、このままでいいんじゃない?このゲーム基本はネカマできないようになってるから珍しいじゃん」

「はー、わかった。じゃあこのままでいくことにする。それじゃあ僕はこれでいくな?」

「えっどうして?」

「はじめからソロでやるっていったろ?それにこの姿もあまり見られたくないし」

「・・・わかった。じゃあフレンド登録だけしとこうよ。これでいつでも連絡取れるから」

「じゃあ、はい」


そうして僕は妹とフレンド登録をして妹と別れた。


やっとログインできました。

これからも頑張っていきます

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