第三話 プロローグ3
キリがいいところでやめると少し短くなってしまったので今からもう一話書いてアップします。
[脳波の検知が終了しました]
そうALO専用ハードのHIFの画面に表示された。
それを確認した僕はゆっくりと目を覚ましていく。完全に目が覚め目を開けるとそこには、奏が立っていた。
「お兄ちゃん目が覚めた?」
「あぁ、うーん、やっと終わった」
「おつかれさま。お兄ちゃん、もう夜だからご飯食べたいから早く作って」
「いやまてよ、いまこっちは終わったばかりだぞ」
「別にいいんだよ。私が作っても。その時はどうなっても知らないよ」
「うん、今から作ってくるわ」
「わーい、お兄ちゃん優しいー」
僕は呆れた顔で妹に言う。
「なぁそういうのは恐喝っていうんだぞ」
「いや、お兄ちゃんが勝手にやってるんでしょ」
「だからってな」
「早くしないと私が作るよ?」
「わかった、わかった」
そういって僕は晩御飯を作りにキッチンにむかった。
晩御飯を食べた後奏が話しかけてきた。
「ねぇお兄ちゃんALOで種族はやっぱりランダムにするの?」
「ああ、そのつもり」
「へー、そうなんだ。やっぱり特殊種族狙い?」
「いや、別に何でもいいだけ」
「ふーん、お前は何にするのか決めたのか?」
この質問をした瞬間奏の顔が変わった。この時僕は質問しなければよかったと思った。
「私わね、まだ悩んでるけどたぶんヒューマンで行くと思う」
「どうしてだ?お前なら特殊種族狙いでランダムとかしそうなのに」
「まあそうなんだけど、当たらなかったときいやなんだよねー」
「それは誰も同じだろ」
「まあそうなんだよねー。それでもβの時もヒューマンだったからそのままでいいかなって」
「へーお前がそんなこと考えてるなんてな」
「どういうこと?」
「そういうことだよ」
そういい僕は自分の部屋に戻っていった。
まだログインできてません。次にこそ