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第二話 プロローグ2

誤字脱字文章のおかしな点、今後こうしたらいい点等ありましたら、ご指摘くださると幸いです。

「はぁ、なんだったんだ」

そう呟きながら僕は自宅に向かう。



玄関のドアノブに手をかけ、静かに手元にドアを引く。

中に入り靴を脱ぎ顔を上げると、そこにはすごい形相で笑っている(かなで)が立っていた。


「お兄ちゃん、お帰り」


その顔を見て僕は顔が引きつる。


「うん、ただいま」

「ねぇお兄ちゃん、今までどこいってたのかな?」

「えーっと、隼人の家に」

「へー、隼人さんの家にいたんだー。それで何していたのかな?」

「・・・夏休みの宿題を見せに」


奏の声音が下がっていく。


「この時期に?」

「うん、なんかゲームをいっぱいするためらしいけど」

「あー、なるほど。それでも、かわいい妹のお昼ご飯を作りに一度は帰ってこないかな?普通は連絡ぐらいはしないかな?」

「ごめんなさい」

「はー、わかった。それでその紙袋はどうしたの?」

「これな四葉(よつば)にもらったんだ」

「中は何なの?」

「さっきいってたゲームだ」

「えっ?それって、ALO?」

「そうだけど、どうしてわかったんだ?」

「いや、隼人さんと四葉ちゃんが夏から始めるゲームってALOだからなんだけど」

「あーそういえば奏もβテスターだとか隼人が言っていたような」

「うんそうだよ。それよりさー、早くご飯作ってくれないかな?」

「はい・・・」







「あむ、はむあむ。それでさー、お兄ちゃんはALOするの?」

奏が昼ご飯であるチャーハンを口に入れながら聞いてくる。

「そりゃー、せっかくもらったんだからしようとは思っているけど」

「けど?」

口をリスにしながら聞いてくる奏。

「ご飯作らないといけないし、それに家の掃除もしないといけないし。誰かさんが一人でできたらこんなことにはならないのになー?」

僕は奏の方を見ながら少し嫌味な言い方で言う。

「う・・・、ほんと誰だろね―」

「お前のことだよ!」

僕は少し声を荒げて言う。

「うー、すみません。・・・でもいいじゃん。お兄ちゃんも好きでやってるんだから!」

「まあ、そうなんだけど」

「それでさぁ、お兄ちゃん。どういう種族とか職業、スキルにするか決めた?」

僕は急な質問に対して手であごを触りながら考える。

「うーん、まだ何も考えてないけどぉ、たぶん種族をランダムで選んでそれに合った職業とスキルにすると思うぞ」

「たとえば?」

「うーん、僕のイメージだと、エルフなら魔法関係、ドワーフなら生産関係、獣人ならそれぞれに合った戦士系かな」

「だいたいあってるかな。まぁ、あとは竜人やヒューマン、今わかってるのだと吸血鬼や悪魔、天使もかな」


今の僕の顔を見たらすごいんだろなー。ていうぐらいのあきれた顔をしていると思う。


「て言うか、そんなにあるんだ」

「うん。それにまだ何か発表されていないけどランダムでしかなれない種族もあるみたい」

「詳しいんだな」

「そりゃ、あたりまえでしょ。もう何回も公式サイトを見てるんだから」

「いや、それもどうかと」

「まぁ、どうでもいいじゃん。それよりさお兄ちゃん、早く食べて片付けて脳波の検知しちゃおうよ。あれすごく時間がかかるんだよね」

「はぁ、わかったよ。じゃあ皿を下げるのぐらいは自分でしろよ」

「はーーい」






「ふー、やっと終わった」

僕はタオルで手を拭きながらそう呟く。

階段を一歩一歩登って行く。

「お兄ちゃん、片付けおわったー?」

部屋のドア越しに奏の声が聞こえてきた。

「あぁ、おわったぞ」

「じゃあ今から脳波の検知するの?」

「あぁそうだぞ」

「私もいまからするのー」

「そうか、じゃあまた五時間後だな」

「そうだねー。またあとでねー」

「あぁまた後で」

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