死んだ理由と転生
駄文です
「…き…きろ…起きろ」
声が聞こえる。
でも、俺は潰されて死んだはずだ、聞こえる筈がない。
「お…起き…起きろ!」
「うわぁ!」
目を開けると何故か、少女が居た。
それより、俺は死んだ確かに死んだ、じゃあどうして生きてる?
「あ〜、その事なんだけど」
目の前の少女が暗い顔をして喋り始めた。
「あの鉄骨事故で死ぬ人は決まっていたの、でも関係無い貴方も死んでしまった」
まじかよ、死ぬ人が決まっているなんて。てか俺は関係無いのに死んだ、何でだ?
「その理由は私が言います」
あれ?こんな女性居たっけ?
まず、ここ何処?
「此処は転生の部屋です」
は?何言ってるんだこの女性は。
「貴方は死んだ、それも理由が理由ですから、流石に可哀想だとおもいまして」
死んだ理由は何ですか、気になるな。
「聞きますか?」
聞きたいな
「まず、鉄骨事故で死ぬ人の話は聞きました?」
聞いたな
「では」
「えーと、この人にあの人、今日は多いな」
「はい、追加」
「多いってば!?」
「ついでにこれもね」
「えー!休ませてよ!」
「頑張れば終わるから」
「ぶー、分かったよ」
「これの書類に気を付けてね」
「分かった分かった」
「じゃあね」
「バイバイ」
「で、この書類は適当で良いか、この人はこっち」
「書類は終わった?」
「書類?この書類?」
「そうそ…何やってるの!」
「へ?」
「この書類は、恋愛が成功する人の書類よ!」
「え!?」
「ああ!一人死亡の方に置いてる」
「どうしよう!?」
「もう仕方ないわ」
「その人には死んでもらうは」
で、今に至る訳ですか。
「はい」
まず、貴女達は神様でいいですか?
「はい、神様です」
少女の方は?
「神の使いです」
なるほど。転生できるのですか?
「あ、はい!」
なら、良いです
「へ?良いのですか!?」
良いですよ、その代わり、次に転生する時は天狗にしてください。
「て、天狗ですか」
天狗です。
「分かりました」
なら、早く転生しましょう。
「では、用意をしますね」
女性が消えた、俺は少女の方を向き。
君には感謝してる。
「感謝?」
うん、夢だった天狗になるから
「夢なの?!」
夢めさ、人の形をしているのに翼を持っていて自由に飛べるからさ。
「でも、痛かったでしょ」
痛かったよ、でも痛みは一瞬だったから
「それでも」
「お待たせ致しました」
用意が出来たのか。
「はい、では他に転生するのにして欲しい事はありますか?」
じゃあ、強くして下さい、それだけです。
「分かりました。ではさようなら」
さようなら。
俺は少女の方を向いて
気にしないでね
「分かった!」
その言葉を聞いてから、目を閉じた。